有名な作品なので、
いちどみておきたいとまえからおもっていた。
『第三の男』というと、
オーソン=ウェルズと地下道、
それによくみみにするテーマソングが頭にうかぶ。
でも、ふつうにみれば、
この作品の主役はマーチンス役のジョゼフ=コットンであり、
なんでオーソン=ウェルズばかりがかたられるのか
まったくわからない。
いい雰囲気の作品ではあったが、
名作中の名作かというとそうでもなく、
あくまでもごく普通のおもしろさでしかない。
有名作品はかならずしも名作とはかぎらない
典型的な例である、とつよ気でかいておこう。
ぜんぜん関係ないはなしだけど、
『未来少年コナン』にでてくる
インダストリアの地下にある居住区は、
まさに『第三の男』の地下道だったことをしる。
雰囲気も構造も、まったくおなじだ。
迷路みたいで、道がどこにつうじているかわからないし、
きゅうに水がおしよせてきたりする。
なんで宮崎さんは、だれがみても出典のわかるものを
あえて自分の作品にとりいれたのだろう。
観覧車のシーンもほかの作品でみたことがある気がする。
いろんなひとが、つい設定をかりたくなるほど
この作品は魅力があるのだろうか。
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