2月5日におこなわれたシリア戦でやぶれたため、
日本はシリアとかち点がならんでしまった。
のこる2試合は、両国ともかつことが予想され、
その場合は得失点差でグループCの順位がきまる。
日本がマレーシアにまけることはかんがえにくいが、
おなじかつにしても、できるだけたくさん点をとることが
もとめられる試合になった。
そのことが日本チームにはいい影響をあたえたようで、
前半から積極的に点をとりにゆき、
前後半に2点ずつをいれ、4-0でかつことができた。
ポゼッションは圧倒的に日本がたかく、
つまらないパスミスがときたまでるものの、
ほとんどすべての時間帯でせめつづけた。
とくに後半30分をすぎるとマレーシアの足がとまり、
シュート練習みたいな試合になった。
注目した選手は後半38分から原口にかわってはいった杉本で、
187センチのたかさがあるし、
ボールのあつかいもとても器用だ。
U-23のチームにいなかったタイプの選手なので、
もうすこし彼のプレーをみたかった。
ホームだけあってマレーシア側の応援がにぎやかだ。
どこかできいたことのある音だとおもったら、
ブブゼラだった。
日本の試合がおわったあとで、
シリア対バーレーン戦がおこなわれた
(バーレーンのホーム試合)。
当然かつとおもわれていたシリアが、
2-1でバーレーンにやぶれている。
日本が4点をとったことでせめいそいだのだろうか。
オリンピック出場があやぶまれていた日本は、
こうしてシリアがやぶれたことで
あっけなく圧倒的に優位な立場にたつことになった。
もしマレーシア戦で1点でも失点があれば、
シリアがうけるプレッシャーは
かなりよわくなっていただろう。
そうおもうと、失点ゼロでおさえた意味はおおきかった。
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