子どもたちが対象の事業所なのに、
活動のなかに「仕事」をとりいれていることだ。
ペットボトルのラベルをはがしたり、
アルミ缶をつぶしたりの仕事をすると、
ポイントがたまってすきな活動
(たとえばパソコンでユーチューブをみる)の権利をえる。
機械がすき、という子には、その特性をいかして
シュレッダーやコピー機をつかう仕事が用意されている。
やりたいことをするには
なにごとにも交渉がひつようで、
ただ「パソコンをつかいたい」といってもだめだ。
「なら仕事をがんばりなさいね」ということになる。
そうしたやりとりをしながら
コミュニケーションのちからがやしなわれていく。
「えらぶ」ことも大切にされている。
毎日のおやつは4種類のおかしからえらべ、
おかわりもできるようになっている。
おかわりは3種類からえらべるし、
えらぶとともに、おかわりがほしいことをつたえる練習でもある。
これらはすべて、そうしたちからを身につけたほうが
生活がたのしくなるからだ。
学校を卒業したらはたらかなければならないし、
要求をつたえることができたら
自分も、まわりのひともすごくらくになる。
また、あそぶちからをもってないと、
いちにちのリズムがつくりにくく、
きびしい生活になるので、
子どものときにいろいろなあそびを体験しておく。
自立にむけて、なんてよくいうけど、
かけ声だけにおわっているものがおおい。
「ぽけっと」ではすべての支援がほんとにそうなっていた。
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