2012年06月23日

「放課後等デイサービス開設準備」ぽけっと見学2

「ぽけっと」の支援でかわっているのは、
子どもたちが対象の事業所なのに、
活動のなかに「仕事」をとりいれていることだ。
ペットボトルのラベルをはがしたり、
アルミ缶をつぶしたりの仕事をすると、
ポイントがたまってすきな活動
(たとえばパソコンでユーチューブをみる)の権利をえる。
機械がすき、という子には、その特性をいかして
シュレッダーやコピー機をつかう仕事が用意されている。
やりたいことをするには
なにごとにも交渉がひつようで、
ただ「パソコンをつかいたい」といってもだめだ。
「なら仕事をがんばりなさいね」ということになる。
そうしたやりとりをしながら
コミュニケーションのちからがやしなわれていく。

「えらぶ」ことも大切にされている。
毎日のおやつは4種類のおかしからえらべ、
おかわりもできるようになっている。
おかわりは3種類からえらべるし、
えらぶとともに、おかわりがほしいことをつたえる練習でもある。

これらはすべて、そうしたちからを身につけたほうが
生活がたのしくなるからだ。
学校を卒業したらはたらかなければならないし、
要求をつたえることができたら
自分も、まわりのひともすごくらくになる。
また、あそぶちからをもってないと、
いちにちのリズムがつくりにくく、
きびしい生活になるので、
子どものときにいろいろなあそびを体験しておく。

自立にむけて、なんてよくいうけど、
かけ声だけにおわっているものがおおい。
「ぽけっと」ではすべての支援がほんとにそうなっていた。

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posted by カルピス at 22:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 児童デイサービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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