2012年08月20日

「島根は鳥取の左側です」Tシャツをもらう

姉の家族が帰省してきたとき、
録画しておいた「鷹の爪」をみせる。
なにがしかのインパクトをあたえたようで、
東京にかえるとき、わたしに
「島根は鳥取の左」Tシャツをプレゼントしてくれた。
もちろんほんとうは逆で、
わたしがおみやげにもたせるべきところだ。
なにかものほしそうな目つきをわたしが
してしまったのかもしれない。
120820島根は鳥取の左Tシャツ.jpg
このTシャツにはいくつかのバージョンがある。
どれも吉田くんがついていることと、
「島根は鳥取の左側です」とかかれていることは
共通するものの、絵のおおきさと値段はまちまちで、
絵がちいさいほど値段がたかい傾向にある(初期のものは2600円)。
わたしが今回もらったTシャツは、
これまでみたデザインではいちばん絵がおおきく、
そして値段はやすい(1900円)。
夏はあつくてきれないほど生地がしっかりしている。
いちばんの問題点は、
いくら吉田くんが「島根は鳥取の左側です」といったところで、
おおくのひとはその鳥取県の場所すら正確に
把握していないので、島根県だけをアピールしても
県外のひとにこの情報がとどかないことだ。
初期のTシャツは、ちゃんと島根県が赤くそめられた
ちいさな日本地図がかいてあったので、
「島根はこんなところにあったのか」と
根源的な問題解決につながっていた。

そして、あたらしいTシャツの絵をよくみると、
隠岐諸島の北西に、ちいさな点がかかれている。
吉田くんがとばす汗にみえなくもないが、
きっとこれは竹島だろう。
もしかしたら、世界的には
ものすごく問題のあるTシャツなのかもしれない。

姉がこのTシャツをかったのはカラコロ工房の2階にある
「せれんでぃっぷ百々」というお店で、
わたしもなんどかいったことがある。
女主人はフロッグマンの奥さんのおばさんにあたるそうで、
かなり情熱をこめて「鷹の爪」のことをわたしにはなしてくれた。
彼女によると、島根で人気があるのは吉田くんだけど、
東京ではレオナルド博士なのだそうだ
(どんな人気投票があったのだろう?)。
姉も、中央線のつり革広告に「鷹の爪団」がつかわれていることから
吉田くんの存在はしっていた。
自己紹介のときに「島根県出身の人?」と挙手をもとめるときなど、
あんがい「かくれ島根」のひとが
東京にもおおいことを実感しているようだ。
こうやって島根を応援してくれる吉田くんは
姉にとってもちからづよい味方となるだろう。

あるサイトでは、
県の所在地がしられていない県のワースト1だった島根県が、
ワースト1を脱出したというニュースをながしている。
おめでたいようだけど、でもほんとうのところどうなのだろう。
島根のひとはこの自虐ネタにすっかりなじんでしまい、
いつまでもワースト1でいたいとおもっているのではないだろうか。

朗報としては、ややこしいことに、このごろ鳥取県が
「鳥取は島根の右側です!」Tシャツをつくっているのだそうで、
にかよったイメージをもたれている両県が、
ますますこんがらがって認識されていきそうだ。
鳥取県は島根のワースト1保持に
かげながら声援をおくってくれたのかもしれない。

スポンサードリンク



posted by カルピス at 22:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック