前半20分までにミスがらみで3点をうしなう。
こうなったら、どう気もちをきりかえて
ゲームをたてなおしていくかに興味がうつる。
しかし、けっきょく試合はそのまま0−3でおわった。
後半のたちあがりは、日本がぶあついせめをみせ、
ドイツがあわてるシーンもあったけれど、
そのうちゲームがおちついてしまった。
ドイツはよくはしるうえにテクニックがあるし、
試合をくみたてる構成力ももっている。
いいチームであり、日本の完敗だった。
でもまあ、よくいわれるように
このクラスの大会は、結果だけでなく、経験をつむことが目的でもある。
3位決定戦をふくめると6試合できるわけで、
世界に名前をうりこむいい機会にもなったはずだ。
いくらW杯だからといって、U20というカテゴリーに
これだけ人気があつまったのは、
「ヤングなでしこ」たちのはつらつとしたプレーが新鮮だったことにくわえ、
彼女たちのいわゆる「ビジュアル」も話題にのぼってたからだろう。
A代表の宮間さんや阪口さんの技術と人間性をたかく評価するわたしにとって、
「ビジュアル」なんてちゃんちゃらおかしいと
反発しながらみていたら、たしかに視覚的にはえる選手がおおかった。
ドイツとの試合がおわったあと、インタビューによばれたのは田中陽子と猶本だ
(田中陽子はあまりいいところがなく、とちゅうでかわっている)。
試合中もカメラは「ビジュアル」な選手をおいかけることがおおい。
民放のテレビ局はさすがにやることが露骨だ。
ヒーロー(この場合はヒロイン)をつくりたがる
日本のスポーツ界をオシムさんは批判していた。
選手たちをビジュアルでもちげすぎて、
バレーボールみたいに足元をすくわれなければいいけど。
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