2012年09月07日

U20女子W杯をもりあげる「勝手連」的なうごき

U20女子W杯をもりあげるために、
勝手連的な草の根運動がおこなわれていることを、
サッカージャーナリストの宇都宮徹壱さんが紹介している。

スイス代表のシュベリー監督が先日の日本戦のあと、
試合は2-0でやぶれたにもかかわらず、
私は5歳からサッカーを始め、37年間サッカーに携わってきたが、今回の日本での経験が最も感動的で素晴らしい瞬間だった。FIFA(国際サッカー連盟)、そして日本全国の方々にお礼を申し上げたい。

というコメントをのこしている。
なんのことかピンとこなかったけど、
この発言は、勝手連がおこなった草の根交流の成果だったわけだ。

開催がせまっているのに、
大会がまったくもりあがっていないことを危惧したひとたちが、
宣伝に協力し、チラシをくばって集客をよびかけた。
せっかく日本でおおきな大会がひらかれるというのに、
このままでは、ガラガラのスタンドが世界中に配信されてしまう。
フェイスブックで仲間をつのると、9月7日の時点で
700人以上がそのグループに参加するまでにひろがりをみせた。
また、東日本大震災のときに各国がおこなってくれた支援について
感謝の意をあらわすために、
各国のことばでメッセージをかいて横断幕にかかげている。
こうした「勝手連」的なうごきで
ホスト国にふさわしい運営となるようもりあげてくれたことを
わたしはまったくしらなかった。

反対に、ビジュアルにすぐれた選手たちにマスコミが目をつけ、
「ヤングなでしこ」などともちあげるのをいやらしくかんじ、
はじめはひややかな視線でこの大会をみていた。
わたしの認識があさく、一面的でしかなかったことを
もうしわけなくおもう。

次回の女子W杯はカナダでおこなわれることがきまっている。
代表の大会になると、カナダほどとおくても
「いって応援したい」と半分本気で可能性をさぐるくせに、
これまで存在をしらなかったU20の大会は、
たとえ日本でおこなわれていても
色ものとしてとらえるわたしはいったいなんなのだ。
スイスの監督をして「最も感動的で素晴らしい瞬間」
といわしめた勝手連のうごきに敬意をひょうしたい。

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posted by カルピス at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 女子サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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