3-2でサンフレッチェ
広島はまえの試合につづき、前半に先制点をゆるす。
なんということのないオウンゴール。
今シーズン、広島は先制されてかった試合はないそうで、
なんだかいやなかんじだ。
ウルサンもサンフレッチェも、
とくに日韓戦を特別に意識したはいりかたではなく、
そこそこはげしく、でもあんがいおちついて試合をすすめる。
いくらクラブW杯といっても、
5位決定戦では気もちをたかめるのがむつかしそうだ。
サンフレッチェは開催国枠という特別の参加で、
かちあがってアジアチャンピオンとなったウルサンとしては
格のちがいをみせたいところだろう。
ウルサンにはイ=グノ・ラフィーニャ・キム=スンヨンと
ガンバでおなじみだった選手がいる。
西野監督がいないのが不思議なくらいだ。
オークランド戦でほほを負傷した西川が
ゴールキーパーとして復活する。
なんどもあぶない場面をふせぎ、
さすがに段ちがいの安定感をみせてくれた。
ラフィーニャとの接触プレーで左手をけられた西川は、
そのあとべつのプレーで森崎をたおしたラフィーニャにたいし
うしろからはげしくどなりちらしていた。
ふたりのあいだにイ=グノが仲裁にはいる。
ラフィーニャを佐藤寿人がおさめる。
西川とラフィーニャの両方にイエローカードがだされた。
西川はけっこう根にもつタイプのようで、
試合後のインタビューでみせた
おだやかなお父さん的な笑顔とのギャップがおかしかった。
試合は佐藤が2得点をあげ、3-2でサンフレッチェの勝利でおわる。
ウルサンは何本かの決定的チャンスをのがしており、
内容からいうと、どちらにころんでもおかしくない試合だった。
サンフレッチェにとっては、
今シーズンの最後の試合ではじめて逆転がちに成功し、
しかも相手はアジアチャンピオンのウルサンと、
いいしめくくりとなる試合だった。
期待されていたゴールあとのパフォーマンスも
すもうのドスコイをきめている。
負傷欠場の森脇のところまで
ドスコイ、ドスコイとせまっていった。
来年のアジアチャンピオンズリーグのくみあわせがもうきまっている。
サンフレッチェはグループHで、
ウズベキスタンのプニョドコル(ウズベクリーグ2位)、
中国の北京国安(国内リーグ3位)、
韓国の浦項スティーラーズ(国内リーグ2位)
と予選をたたかうことになる。
Jリーグは、リーグとしてのレベルはたかくても、
突出した実力をしめすチームがなく、
2008年のガンバを最後に
アジアチャンピオンズリーグでかちのこれていない。
2013年はぜひ優勝し、
日本サッカーのイメージをたかめてもらいたい。
2013年と14年のクラブW杯はモロッコでひらかれということだ。
日本に開催国枠はないので、
本大会に参加するには予選をかちあがるしかない。
この時期のモロッコは、
あつくないだけ観光にも応援にも
わるくない時期だ。
日本のチームが参加することができ、
わたしの経済状況と職場の雰囲気をととのえて、
20年ぶりのモロッコにいってみたい。
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