ACLへの出場をかけて、なんとしても天皇杯をとりたいところ。
例年だったらオマケみたいな天皇杯も、
今年のガンバにとってはのこされた唯一のチャンスだ。
今野がボランチ、遠藤がそのまえと、
ガンバはリーグ戦とちがったフォーメーションをくむ。
遠藤はいろんなところに顔をだし、
セレッソはつかまえきれない。
前半19分、二川のシュートがこぼれたところに遠藤がつめていて、
ヘディングがなんとかかすって先制点をうむ。
ダービーらしく、両チームともはげしいプレーをみせる。
リーグ戦ではセレッソの1勝1分で、ガンバにかちはない。
しかし、きょうは球際のつよさでガンバがうえをいっていた。
降格のかかったジュビロとの試合よりも
気もちのはいったプレーだ。
来シーズンは大阪ダービーがみられないことを、
アナウンサーがしきりに強調する。
前半はずっとボールを支配して、
なんども決定的なチャンスをうみだしている。
しかしきまらない。
きめるときにきめておかないと・・・と、
せめていながらいやな予感も同居する。
シュートが全部キーパーの正面にいってしまい、
前半はそのままセレッソにまもりきられてしまった。
後半からセレッソは柿谷をいれてきて、
みごとにそれがあたり4分に同点ゴール。
柿谷のうまさがめだったシーンだ。
そのままながれがセレッソにうつるかとおもったら、
きょうのガンバはさいごまでよくはしった。
延長線の後半6分、遠藤のフリーキックに
家長が頭であわせる。
2-1とぶじにかちこし、ACLまであと2勝となる。
セレッソは監督と外国人選手が全員国にかえっている。
契約上、拘束する権利がないのだろう。
いっぽう、つぎの試合に出場したアルディージャとレイソルは、
両チームとも外国人監督だけど、
ふたりとも指揮をとっていた。
ACLにむけて、ガンバはどうしても杯がほしいところで、
きょうはリーグ戦よりもいい内容をみせている。
チーム事情によって大会の位置づけがさまざまなのが
天皇杯という大会のようだ。
元旦におこなわれる決勝戦で、
ガンバがいい結果をのこせることを期待している。
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