サンタ追跡が報道されていた。
NORAD(ノーラッド)は、クリスマスプレゼントを配るために
世界中を移動しているサンタを今年も追跡し、
その様子をNORADのウェブサイトで紹介するという。
今年は北朝鮮のミサイルも監視しなくてはならない。
ノーラッドにサンタを追跡する余力があるだろうか。
朝日新聞がノーラッドにたずねたところ、
私たちはいくつもの物体を同時に追跡できます。サンタはものすごい速さで移動するのですが、私たちの人工衛星は、トナカイの鼻から出る赤外線を探知して、サンタを追跡できるのです。
ということだ。
ウィキペディアによると、
ノーラッドは「ノーラッド・トラックス・サンタ」(NORAD Tracks Santa)として、毎年サンタクロースを追跡している。冷戦の真っ只中の1955年からコーナッド(CONAD、中央防衛航空軍基地)が開始したものを受け継ぎ、2004年で50周年を迎えている。きっかけは、コロラドにある大手スーパーのシアーズ (Sears) が子供向けにサンタクロース・ホットラインを開設したときの広告に、間違えた電話番号を載せてしまったことである。その番号は偶然にも当時のCONADの司令長官へのホットラインだった。子供からの電話に、ハリー・シャウプ大佐が「レーダーで調べた結果、サンタが北極から南に向かった形跡がある」と回答して以来の恒例行事になったと言われる。
しらなかった。こんな作戦がもう50年もつづけられていたなんて。
ノーラッドのサイトでビデオをみる。
整然と、すごいスピードで空をかけめぐるサンタさん。
そうか。サンタさんはこうやって世界中にプレゼントをくばっていたのか。
説得力のある映像に、わたしは数十年来のモヤモヤを解消することができた。
これならもしかしたらひとばんで
世界中の子どもたちにプレゼントをくばれるかもしれない。
不思議なのは、なぜわたしはこんな大切な情報を
これまでしらずにきたのだろう。
インターネットが一般的でなかった時代には、
あんがいノーラッドによるサンタ追跡は
あたたかい目でみられていなかったのではないか。
とくに日本では、すんなり理解されにくい作戦なのかもしれない。
今年はサンタさんがぶじにプレゼントをくばりおえるだろうか。
大丈夫。ノーラッドは偵察衛星と戦闘機により、
サンタさんの安全を確保してくれている。
わたしも、ひさしぶりにサンタさんからプレゼントをもらいたくなった。
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