2013年01月21日

「どうつくる?あしたの商店街」事業所づくりは町づくり

きのうの番組で
スカイツリーのおひざもとにある商店街に
どうやって活気をとりもどせるか、というのをやっていた。
スカイツリーの工事中から商店街をとおるひとがふえ、
完成後のいまはいちにちに数万人がとおっているという。
しかし、そのひとたちはただスカイツリーへいくだけで、
商店街ではなんのかいものもしない。
シャッターをおろした店もおおく、
うりあげがゼロ円の日もめずらしくない、と
インタビューにこたえる店主もいた。

参考にと紹介されたのがイタリアのボローニャと、
アメリカ北東部にある町で、
具体的にそこでおこなわれたとりくみよりも、
すんでいるひとを大切にするという基本的なかんがえ方が
スタジオにあつまった商店街の方々に共感されていた。
観光客がふえればいいというのではなく、
そこでくらすひとたちがしあわせであることが
なによりも大切になってくるという。

わたしだって、たのしい町にすみたいとおもう。
おおきなショッピングセンターばかりにひとがあつまっては
さきのことをかんがえると、
自分たちのいごこちのよさをまずしくしてしまう。
気がるにおしゃべりをのできるお店があったほうが
ぜったいにたのしいので、
自分のすきな店がながくつづけてくれるように
できるだけお客さんになろうとしている。
そのお店があるおかげで、自分の生活もたのしくなっており、
わたしのためにもつぶれてもらってはこまる。

わかいころは古本屋さんをひらきたいと
なんとなくかんがえていた。
古本とカフェをあわせたような店があれば
いごこちよくすごせそうだ。
シャッターをおろした店がめだつふるい商店街に
そんな店ができた。
観光客がとおるような商店街ではなく、
かといって町のひとが頻繁におとずれるような雰囲気でもないので、
すぐにつぶれはしないかと、その存在が気になっている。
できてから10年ちかくになるので、
もう安定した経営になっただろうか。
こういうよくわからなくてややこしそうな店があることは、
自分のため、そして町のためにも意味があるとおもい、
ほんのときどきだけどのぞいてみる。

フェイスブックやツイッターは、こういうときに
おおきなちからを発揮するのではないか。
いい店ならすぐにつぶやいてもらえるし、
「いいね!」があつまってくる。
内容がよくなければ、すぐにわすれられるだろうけど。

商店街にかぎらず、町全体をすみよくするという意味では、
特色があって質のたかい福祉事業所がたくさんあることが
すんでいるひとたちにとって大切になってくる。
事業所としても、自分たちのやりたいことをなんとなくわかってもらえ、
町のひとと日常的にはなしができる関係があれば、仕事にとりくみやすい。
事業所づくりは町づくり、地域づくりが大切といわれるのは
そういう意味がこめられている。
ひとつの事業所ができることはたかがしれているので、
町全体の意識がたかまっていかないと、
障害者がくらしやすい町はそだたない。

ピピみたいなところがあってよかったと、
町のひとからおもってもらえるような事業所になりたい。
事業をはじめるのはあんがいかんたんにできる。
これからは、つづけるための基盤づくりだ。

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posted by カルピス at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 児童デイサービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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