みかけは「ハイジ」でも、絵が雑な商品がめずらしくないのに、
この切手シートのハイジはほんものだ。
ハイジが、ハイジらしい表情で
ユキちゃんといっしょに花をつんでいたり、
家のまえでヨーゼフとねっころがっていたりする。
かってあついおもいでハイジをみていたもののこころにささる
しあがりになっているのだ。
すぐに1枚もとめ、
すこしまよってから職場用にも1枚かうことにした。
よくかんがえてみると、できがいいだけに、
あまりハイジにたいしておもいいれがつよいと
この切手はつかい方がむつかしい。
つかえば記念品の価値がなくなるし、
つかわない切手はコレクターでなければ意味がない。
「あ、ハイジだ」「かわいい!」くらいにとどめておけるひとでないと、
せっかくもとめても、つかえない種類のかいものだった。
この切手がはられた手紙をうけとったひとは
きっととてもうれしいだろうから、
この切手をつかうぐらい大切な相手、という
つよいメッセージ性があるかもしれない。
この切手シートは
「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」というらしく
ハイジが第19集にあたるそうだ。
これまでに発行された「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」をみると、
1 ポケモン
2 ガンダム
3 銀河鉄道999
4 名探偵コナン
5 エヴァンゲリオン
6 未来少年コナン
7 日本昔話
8 機動警察パトレイバー
9 ゲゲゲの鬼太郎
10 名探偵コナン2
11 NARUTO疾風伝
12 ケロロ軍曹
13 鋼の錬金術師
14 ちびまる子ちゃん
15 ONE PIECE
16 ベルサイユのばら
17 ドラゴンボール改
18 あらいぐまラスカル
19 アルプスの少女ハイジ
となっており、あまりにも一貫性がないのが気になってくる。
ネットにも「どういう基準でこの切手につかう作品がえらばれているのか」という
質問がのっていた。
「ベストアンサー」として
「以前文化庁のメディア芸術100選に選ばれた作品ばかりなので
そこから人気順とか・・・。」
という解答が紹介されている。
それにしてもあまりにもバラバラな作品群であり、
そう説明されてもすんなり納得できる解答ではない。
ポケモン・ガンダム・999ときて、なんでつぎがエヴァンゲリオンなのか。
そしてそれがまたつぎにコナンにもどるからわけがわからない。
アニメにまったく関心のないひとが、
気まぐれにえらびつづけているシリーズ、というのがわたしの仮説だ。
しかしよくみると、ひろいジャンルから適切にえらばれているような気もしてくる。
シリーズ50集くらいになって
ようやく選考者の意図がみえてくるという
いわば壮大な碁がうたれているのかもしれない。
せっかくかったハイジの切手シートを
わたしはどうつかおうか(あるいは、つかわないか)。
この切手をつかいたくなるような相手があらわれたら、
相手はおかえしにどんな切手をつかってくるだろう。
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まだ松江中央郵便局に置いてあるかなあ・・・
行ってみよ〜
ゆきちゃんだいすき。
子ヤギを見ると自動的に「あっユキちゃんだ」
と反応してしまう→ 自分で笑っちゃう。
私はテレビにくぎ付けだったあのころから、
「ヨーゼフみたいな犬が飼ってみたい!
こどもの子守りをさせたい〜」
なんて思っていた小学生でした(笑)
いまだ実現していませんけどね。
わたしはなんといってもとろけるチーズをのせたパンにあこがれました。
印象にのこっているのは、
ハイジがチーズづくりのときに
鍋からはなれてこがしてしまっても、
おじいさんがぜんぜんしからなかったことです。
おとなとは、こういう態度で子どもにせっするべきなんだ、というお手本ですね。
ハイジがフランクフルトからアルムの山にもどり、
おじいさんの胸にとびこむシーンは、
ありえないほどの大ジャンプなのに
いつもジーンときてしまいます。
このアニメヒーロ・ヒロインシリーズは
人気があるようで、2日後にいったときにはもうありませんでした。
コアなファンのあいだでは、
あんがいプレミアムなシートになっているかもしれませんね。
ありがとうございました。