今朝の朝日新聞に、「『赤の時代」到達の予感』として、
きょう開幕するJリーグの優勝あらそいについてふれている。
「赤」というのは浦和・鹿島・名古屋であり、
きょねん優勝した広島については、
まったく無視された紙面となっている。
「サッカー担当記者18人による優勝予想」では
浦和が最多の9票をあつめ、次が鹿島の3票、
以下、柏が2票で、仙台・横浜・名古屋・東京が
1票ずつでつづく。
浦和がたかく評価されているのは、
ペトロビッチ体制の2年目で、
戦術がチームに浸透するであろう点と、
興梠・関口・森脇の新加入という、補強に成功したからだ。
18票のうち9票をあつめたのだから、
ダントツの優勝候補といえる。
マイナス材料としてはACLに参加するため
きびしい日程でたたかわなければならないことで、
その点では鹿島と名古屋の日程のほうが有利にはたらく。
それにしても、18人の記者のだれひとり、
広島の優勝を予想していないのはどうしたわけだろう。
広島に失礼な紙面になるとわかっていながら、
それでもあえて広島を完全にはずしたのは、
ほんとうにだれも優勝するとおもっていないのだ。
J1のチーム力が均衡しており、
どこが優勝してもおかしくはないけど、
さくねんの王者が候補にもあがらないのは
広島にとっておもしろくない予想だろう。
「ダークホース」も予想されている。
磐田・大阪・新潟が3票ずつ、
その他に9チームが1票ずつあつめた。
広島はもちろん「ダークホース」という存在ではないので、
ここでも名前はあがっていない。
きょうの開幕戦は、
その広島と浦和という、2年つづけておなじカードがくまれた。
きょねんはペトロビッチ監督が就任して間がなかったこともあり、
おなじタイプのサッカーをするもの同士の試合として
やりなれている広島がかっている。
ただ、シーズン後半におこなわれたおなじカードでは、
浦和がリベンジをはたした。
ことしもまたこの2チームはおたがいがつよく意識しあっており、
兄弟対決としてたのしみなカードになりそうだ。
きょうの試合では、浦和の攻撃がスムーズにすすみ、
1-2で広島がやぶれた。
2年目のペトロビッチ体制がどう花ひらくのか、
浦和もたのしみだけど、
さくねん優勝しながらことしはまったく評価されていない
広島を応援したくなった。
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