衝動的にかってしまわないよう注意していたのに、
いつの間にかお気にいりの自転車がみつかり、
きのうとうとうポチッとしてしまった。
注文したのはフジフェザーCXという自転車で、
シクロクロスというジャンルにぞくしている。
わたしはたいして自転車にくわしいわけではなく、
それまで「シクロクロス」ということばをしらなかった。
シクロクロスとは「オフロードで行われる自転車競技」(ウィキペディア)
ということで、ロードレーサーにふとめのタイヤをはかせて
荒地をはしる競技なのだそうだ。
そのための自転車なので、
ふといタイヤをいかして町のりをするのにも、
ある程度のスピードをだしてサイクリングするにも
てきしているという。
ハンドルはドロップハンドルで、
みためにはまるでロードレーサーだ。
いつも自転車を簡単にかいかえるわけではない。
20年まえにかったランドナーをいまもつかっているので、
ものを大切にするほうといっていいだろう。
そう頻繁にサイクリングにでるわけでもないので
ふるい自転車でもとくに不自由はしないけど、
さすがにガタがきてるし、フレームがすこしちいさくて、
なんとなくこぎにくさをかんじていた。
これからそんなにあたらしい自転車をかうこともないだろうから、
さいごにえらぶ自転車として
からだにピッタリあったものがほしくなったのだ。
たいしてのらないくせにこのみはうるさい。
ドロップハンドルで、タイヤは700C✕35のふとさがほしい。
ギアのきりかえはすくなくてもかまわない。
すくないほうがむしろよく、
変速機のない自転車にしようかとすこしまよったくらいだ。
おもさは10キロ以下で、値段は8万円程度。
この条件で自転車をさがすと、
かなりの確率でシクロクロスというジャンルになってしまうのではないか。
以前すこしのあいだクロスバイクというジャンルの自転車にのっていた。
クロスバイクとは、ロードレーサーと
マウンテンバイクのあいのこのような存在で、
両者のいいとこどりをねらった自転車だ。
ロードレーサーのハンドルをフラットバーにしたもので、
町のりにもサイクリングにもよさそうだけど、
なにもかも中途半端な存在で、
のっていてぜんぜんたのしくなかった。
ドロップハンドルでない自転車が、
こんなにもつまらないものかと
ほんとうにおどろいてしまった。
ネットで注文したので、くみたてられた完成品が
1ヶ月ほどでおくられてくる。
連休には間にあうだろうから、
今年の春は自転車でたのしめそうだ。
からだにピッタリの自転車は、
足の回転をむだなくペダルにつたえてくれて、
人馬一体となった快感があじわえる。
かっこよく自転車に身をまかす自分を想像し、
完成品がとどく日をこころまちにしている。
スポンサードリンク