自分たちの方向性をある程度かためる年としたい。
「これがピピの支援です」といえるものをつみあげ、
外部にもアピールしていく。
開設準備のときから、発達障害の子どもたちが
安心して利用できるように、
という気もちで準備してきた。
しかし、じっさいにサービスを提供しはじめると、
理論のあまさと経験の不足から
自立課題でとりくむべき内容や、
スケジュールをどれだけ重視するかなど、
わたしたちには判断がつきかねることがつぎつぎとでてきた。
いちにちいちにちをなんとかのりきるうちに、
だいぶ板についてきたとはいえ、
10人の子どもたちがすいすいうごくほどには
おさえらていない。
この1年間で、ピピのスタイルの大枠をかため、
スタッフ全員がおなじ方向をむいて
サービスを提供できるようになりたい。
ただ、日本のサッカーが日本らしさを確立するまでに
おおくの時間が必要だったように(いまだに進行形だ)、
ピピらしさを身につけるのは、
そんなにかんたんではないだろう。
子どもたちの多様性をうけとめ、
ピピがめざすスタイルとすりあわせていきながら、
だんだんとつくりあげていくことになる。
型がさきにあるというかたいものではなく、
子どもたちの「いまの姿」をうけとめる柔軟が必要だ。
ピピの基本方針はかわらない。
・たのしい放課後をすごしてもらう
・おもちゃで発達を支援する
の2点だ。
なんといっても、学校がおわったあとにきてくれるのだから、
放課後ならではのわくわくする開放感をたのしんでほしい。
おもちゃを有効につかった支援も、
ピピという事業所の特色としてはずしたくない。
支援についても
これまでやってきた構造化と個別化をつづけていく。
スタッフの力量をたかめるために、
障害特性とおもちゃについて所内での研修を定期的にもうける。
安定した経営のためには、
いちにちの利用者が、平均で9名以上を確保したい。
ピピのよさをわかったうえで利用してほしいので、
ただ定員わくをうめるのではなく、
ピピを必要としている子どもたちに
サービスをとどけたいとおもう。
そのうえで、管理者をのぞいても
5人以上のスタッフが対応できるような職員体制をとる。
できるだけ具体的な数字をもりこみ、2年目として
たしかな実力をつけたピピとなる一年としたい。
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