夢のようなアプリをみつけた。
『吉田の代弁』というもので、
なにがすごいかというと、
いいたいことを文字どおり吉田くんが代弁してくれ、
そのうえ吉田くんの口のうごきにまどわされて
あたかも吉田くんの発言のように
相手がうけとめる、というところだ。
説明によると、
「画面には吉田くんの口元のアップがアニメーションで表示されます。
端末を自分の口元に当てれば、
相手はまるで吉田くんが話しているように感じる、はずです」
(「感じ方にはだいぶ個人差があります」の注あり)
『吉田の代弁』は85円するけど、無料版もあり、
内容はむしろそっちのほうがおもしろい。
旅行会社のHISと提携していて、
ハワイにいきたいひとの代弁を吉田くんがしてくれる。
「フィジカル的にはハワイですが、
メンタル的には会社にいます!」
「遊びに行くんじゃないんです!
実家のマウイにお墓参りに行くんです!」
「社長がハワイに行かれるという噂を耳にしたので、
先に行って温めておいたのです」
と、例によって調子がいい
ハワイらしく、英会話もついているのですごくお得、
というか無料なのに実用性がたかい。
「斉藤寝具店です」がなんといっているのかわかるだろうか。
もちろん(Sightseeing, ten days)で、
「問題ない」は(Monday night)。
有名な「掘ったイモいじるな」(What time is it now?)もついている。
いちどきくと耳からはなれそうにないので、
応用がきかないことをのぞけば
すぐれた実用性のあるアプリといえる。
有料版はWi-Fi環境にあれば、
鷹の爪関係のサイトをいろいろおしえてくれる。
しかし、代弁としてハッとさせられるものはとくになく、
じっさいにつかえそうなのは
「島根ではよくあることです」
ぐらいだろうか。
代弁シリーズでは「鈍一郎の代弁」というのがあり、
小泉鈍一郎総統がいいにくいことを代弁してくれる。
ただし、あまりおもしろいフレーズはなく、
ただの冗談におわってしまうので、
わたしとしては吉田くんのほうをつよくすすめたい。
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