日本代表のサッカーについて
さまざまな意見がネット上にあらわれている。
ザッケローニ監督の解任をもとめるものや、
このままの方向性をつづければいいというものまでさまざまだ。
選手たちもそうとうがっかりきたようで、
すべてにおいてレベルアップが必要だと
なんにんもくちにしている。
よんだなかでいちばん納得できるのは、西部謙司さんの分析である。
きれいにまとめられているので
もう結論がでたような気になってしまう。
ブラジルメディアの「感想」もつたえられている。
なかでもいちばん強烈なのは、
スポーツ専門チャンネル「TVフォックス」のものだ。
「現在のレギュラー全員が控えに回るくらいに個の力を上げない限り、
W杯で上位には食い込めないだろう」
Wカップ優勝を公言する日本の選手たちにたいし、
いっけんふつうの意見のようでいて、
あなたたちがいなければ可能かも、
というのだからかなりきびしい。
きびしいけどおかしくもある。
「優勝」をめざしてりきんでいる選手たちは
これをよんだらどうおもうだろう。
ブラジルでのデモが話題になっている。
ブラジルのひとは、けしてサッカーさえしていたらしあわせ、
というわけではないのだ。
これまでの不満がずいぶんたまっていたようで、
来年のW杯までの一年間、いろんなことが表面化しそうだ。
日本はサッカー大国ではないけれど、
治安や公共施設の整備など、客観的にみればすごくととのった国といえる。
ブラジルの辛口なサッカー評論家に、なにかいいかえしてやりたいところだ。
録画しておいたコンフェデ杯のブラジル対メキシコをみる。
まあ、みておくか、ぐらいのつもりだったのに、すごい迫力だ。
コンフェデではこれまでのベストマッチだとおもった。
開始そうそうブラジルが怒濤のせめをみせる。
そしてネイマールのボレーシュートで先制。
しかし、メキシコはその攻撃をうけとめて、
やがて自分たちのパスサッカーを展開しはじめる。
日本はこれができなかった。
メキシコのサッカーは、ほんとうに日本のお手本になるのだろうか。
メキシコはフィジカルもつよく、ブラジルにぜんぜんまけてない。
リズムはずっとメキシコにあった。
もともとメキシコはブラジルと相性がよく、
このところずっとまけておらず、
そこからくる自信がプレーにあわられている。
試合のペースはメキシコがにぎっていたのに、しかし点がはいらない。
ブラジルにじょうずに時間をつかわれたかんじだ。
1-0でよしてして、このまままもりきるのか、とおもっていると、
後半ロスタイムにまたもネイマールのアシストからダメおし点がうまれた。
日本よりも試合はこびがうまかったメキシコの、
さらにそのうえをいくブラジルのつよさが印象的だった。
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