2013年06月27日

ポロの後釜に初期型フィット

9年間のってきたフォルクスワーゲン・ポロのかわりとして
フィットをえらんだ。
できればポロにずっとのりたかったけど、
車検をとおすにはかなりの修理が必要だといわれた。
とくにフィットがすきだったわけではない。
積極的にのりたい、というより「わるくなさそう」というえらび方だ。
お世話になっている車屋さんが、
白の初期型フィット(2002年)をさがしてきてくれた。

ちょっとのってみただけで、すごく気にいった。
座席はゆったりしているし、荷物置場もひろい。
アクセルのうごきをそのままつたえるはしりは
いかにもホンダのエンジンで、
おもくてしょうがなかったポロとは
まったくちがう加速をたのしめる。
これまでなんでポロにこだわってきたんだろうと、
まったくべつの気もちになるのだから、
わたしのこのみなんて、ほんとにあてにならない。

2002年産というと、フィットのいちばんはじめのデザインだ。
モデルチェンジをするたびにフロントグリルと
うしろのライトの形が、
これみよがしにうるさくなっていくのにくらべ、
初期型はとてもすっきりしている。
これがいいだろう、あれもほしいと、
いろんなものをくっつけていくよりも、
これはいらないんじゃないか、あれもけずろう、という
ひきざんがわたしはすきだ。
フィットのモデルチェンジの歴史には、ひきざんのうつくしさと、
余計なたしざんのみにくさがよくあわれている。

なにがありがたいかといって、
雨もりがしないことと、カギがかかることがうれしい。
この、あたりまえの「機能」がポロにはかけており、
それがどれだけ不自由だったかいまわかった。
ウィンカーが点滅するときの「カッチン・コッチン」という
やすっぽい音にはじめはがっかりしたが、
なれてくると貧乏人のわたしにぴったりな
昭和の音のような気がする。

ポロより30センチながいだけなので、
コンパクトカーとしてのあつかいやすさを
じゅうぶんそなえている。
おしつけがましくないシンプルなデザインと、
どこまでも回転があがりそうなエンジンによるキビキビしたはしり。
ポロだけでなく、これまでのってきた自動車と
運転しているときのたのしさがまったくちがう。
どこにでも気がるにでかけられる自由さを、
このフィットによってはじめて手にすることができた。

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posted by カルピス at 11:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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