2013年07月22日

男子東アジア杯日本対中国 圧勝かとおもったら、急に防戦一方に

男子東アジア杯日本対中国

柿谷・森重・青山・山口・高萩・工藤の6人が代表初出場となった。
システムは4−2−3−1で、
キーパーは西川
ディフェンダーは駒野・栗原・森繁・槙野
ボランチに青山・山口
1トップが柿谷で、トップ下が高萩、
右が工藤、左が原口。

開始3分でいきなりPKをあたえてしまう。
そのショックでしばらくは圧倒的にせめこまれる。
ロングボールをいれてくるだけなのに、
定評どおりフィジカルがつよいのか、
いつのまにか中国選手がボールをおさめている。
心配していたラフプレーはなく、
格上の日本にたいして遠慮しているようにもみえる。
ただ、やることがシンプルなぶん、
まよいがないので、日本はやりにくそうだ。
20分をすぎてから、日本はようやくパスがつながるようになった。
前半32分にコーナーキックを栗原がヘディングできめて同点。
ザッケローニ監督はぜんぜんうれしそうじゃなかった。

後半14分に槙野のクロスに柿谷が頭であわせて逆転。
その直後、こんどはドリブルでゴールまえにもちこんだ柿谷が
工藤へやわらかいラストパスをおくる。
工藤がおちついてきめて3−1。
その後も、つかれからあきらかに足がとまった中国に
日本がたたみかけ、大量得点の様相をみせてきた。
なんだかんだいっても、やっぱり日本のサッカーはアジアでは
ぬきんでているようだ。

と、おもっていたら、30分をすぎて
きゅうに日本はボールをもてなくなった。
うけ手にまわり、防戦一方だ。
相手のシュートがポストにたすけられたすぐあとに、
駒野が足をたかくあげたということで、
2つ目のPKをあたえてしまう。
この日の駒野はミスがめだった。
ボールを簡単にうしなうし、
クロスをあげても精度がひくい。
キャプテンになど指名されたのが
このひとにはプレッシャーだったのではないか。
PKをきめられ、3−2になったあとも
日本はおちつきをとりもどせず、
交代カードも有効にはたらかなかった(高橋・斉藤・大迫)。
代表経験の豊富な駒野や、常連ともいえる栗原に、
元常連の槙野がいながらピッチ上の選手たちに
効果的な指示をだせなかったのか。

なんでこんなにきゅうに防戦一方になってしまったのだろう。
けっきょくそのあときれいにくずされて3点目を献上し、
3−3のドローとなってしまった。
経験のあささとは、こういう形であらわれるのだろうか。
なんだかみたことのある光景で、そういえば
関塚監督のひきいたロンドンオリンピックの代表チームみたいではないか。
いいときはせめこめるのに、
いったんリズムがくるうとガタガタッとくずれてしまう。
まあ、あつまってまだ2日目のチームなので、
連携がとれてくるのはこれからだろう。
それに、この大会に優勝することが目的ではなく、
W杯にむけて選手層をあつくすることがもとめられている。
のこりのオーストラリアと韓国との試合に期待したい。

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posted by カルピス at 21:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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