2013年10月21日

倉下忠憲さんの電子書籍『赤魔術師の白魔法レベルぐらいまでは』キンドルにぴったりの自作出版

倉下忠憲さんの電子書籍
『赤魔術師の白魔法レベルぐらいまでは』
を注文する。
(WRMエッセイ集)となっているので、なんのことかとおもったら、
「Weekly R-style Mailmagazine」のエッセイをまとめた本、ということだ。

わたしはもともと倉下さんの(実践をともなわない)熱心な読者で、
どれくらい熱心かというと、エイプリルフールの冗談にひっかかかって、
ありもしない本まで検索したぐらいだ。
この本も、「自作の電子書籍が発売になりました」というおしらせをみて、
すぐアマゾンで注文した。
キンドル購入価格が99円となっている。
なにかのまちがいかとおもったけど、ほんとうに99円だった。
「自作の」というのは、ソフトをつかって
文字どおり自分でつくった本ということだったのだ。
編集にあたり、誤字脱字は修正したものの、
文体にはなるべく手を加えないようにしたという。
完成度をたかめようとせず、3年前の自分がなにをおもったかを
そのまま読者にさしだすというのがいい覚悟だ。

それにしても99円だ。
出版社をとおさないのでこんな値段をつけることができるわけで、
これからこういう本がどんどんでてくるのだという近未来(というか現実)を
サラッとしめしてくれた。
99円という価格、エッセイというかるいジャンルが
「自作」・「アマゾン」にぴったりで、
これだったら気がるにポチッできる。
購入をきめ、クリックすると、すぐによめてしまうのが
ものすごく快感だった。
99円でかった本を、キンドル・ペーパーホワイトでよむと、
電子書籍がどうのこうの、という議論はもうどうでもよくて、
デジタル化の本質はこういうことにあるのがよくわかる。
「数撃ちゃ当たる」かもしれないので、
自分でもやってみたくなった。

内容は、

「合計12本のエッセイが楽しめます。
一つあたりは、1500字程度なので、
ちょっとした隙間時間に一本読む、
なんて読み方が合っているかもしれません」

という倉下さんの提案どおりに、
ちょっとよんですこしかんがえる、というのに
ちょうどいい分量になっている。

「『応援』の持つエネルギー」
についてのはなしがよかった。

「自分が協力できることはなんだろうか」とおもったときに
倉下さんはエネルギーがわくのをかんじたそうで、
ソーシャルメディアのもつ相互的な関係性は、
このエネルギーをいかすものではないか、
ということがかかれている。
応援すること、応援してもらうこと。
「応援してもらえるありがたさ」と
「応援できる存在があるありがたさ」。

99円でこんなにたのしませてもらえるなんて、
自作出版のカジュアルさが、いい形でしめされた一冊だ。

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posted by カルピス at 09:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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