2013年12月25日

あるくのがすきなひとは世界をかえる

職場のスタッフに、あるくのがだいすきなひと(30代・女性)がはいってきた。
2キロ弱の通勤はもちろんあるいているし、
やすみの日にすることも「散歩」とはなしてくれる。
運転免許をもっているし、自動車も家にあるのに、
とにかくなにかにつけあるこうとする。
天気がいい日には、とおまわりして出勤するらしい。
背筋をのばし、手と足をおおきくふる独特のフォームで、
とおくからみかけてもすぐこのひとだとわかる。
散歩や通勤ではなく、どこかの国の特別な運動をみてるみたいだ。
ウィスキーのボトルにのっている、
ジョニー=ウォーカーさんみたい、といえば
イメージしてもらえるだろうか。

まえの職場ではどうしてたのかたずねると、
5キロ以上のみちのりを、はれた日は自転車で、
雨の日はあるいていたというから筋金いりだ。
通勤に1時間以上かけてあるくひとは、
都会とちがってわたしのすむちいさな町では、かなりめずらしい。
はなしていると、すごくひかえめなひとで、
つよい主張があってあるいているわけではなく、
ただ「気もちがいいから」、というだけのようだ。
仕事をしていても、なにをするにも一生懸命で、
邪悪なこころをまったくかんじさせない。
よくこんなひとが生きのびていたものだと、
なにかにつけ感心する。

あるくのがすき、ということは、
そしてそれをつらぬけるつよさは
ほかのいろんな面にもいいかたちであらわれる。
無欲で、自分をつよく主張したり、ひけらかすことがない。
パソコンとかスマホにはまったく興味がないそうで、
ながい時間をあるくときもアイポッドさえつかわない。
ものにとらわれることがなく、
なにかをつよくほしいとはおもわないのだそうだ。
旅行のときにもすくない荷物だけですむというし、
じっさい職場にもちいさなカバンだけしかもってこない。
断捨離の大家みたいな生き方なのに、
断捨離はきいたことがある程度、という。

まわりに配慮しながらも、わたしはわたし、
というスタイルを、とても自然にとおしているので、
ほかのスタッフともうまくやっている。
友だちからはかわってるといわれそうだけど、
まわりがひいてしまうタイプではない。
こうかいていて、神さまみたいなすごいひとと
いっしょにいさせてもらってるような気がしてくる。
ほんとうに、どうしたらこういうひとがそだったのだろう。
大昔に絶滅したはずの、気だかい精神をみているようで
ほんとうに不思議なひとだ。謎といっていい。

彼女の影響で、けさはわたしもあるいて出勤した。
車のおおいとおりや、トンネルをさけ、
ひと山こえるコースをえらんだら、
かなりのはやあるきで25分かかった。
夕方になると、トレーニングをしたときのような
ここちよいつかれがでてきた。
お腹のなかがまっ黒のわたしには、
彼女のようなさわやかな生き方はできないけれど、
適度な運動がここちよいことはわかる。
わたしに彼女の真似ができるのは、あるくことぐらいだ。

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posted by カルピス at 20:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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