2014年02月25日

おいわいする日って、たくさんある

ちょっとまえに寝酒がすぎることがつづき、
もう酒なんかやめようとおもったことがある。
でも、そうきめたとたん、
おいわいしたくなるできごとばかりおこるので
すぐに挫折してしまった。
ダイエットをしたことのあるひとは、
おなじ体験をしておられることだろう。
ささやかなおいわいをしたいことができたり、
ちょうど旬のたべもの(たとえばサンマやクリ)が食卓にならんだりすると、
かんたんにダイエットがくじける理由になるのではないか。

乾杯をするのにも理由にこまらない。
理屈をつけておいわいの口実をつくるのではなく、
ごく自然におめでたいことが日常にはちらばっている。
いい本にであったこと、
主人公にふかく共感したとき、
サッカーのいい試合をみて、その余韻にひたりたいとき、
気にかかっていた課題をぶじにおえたとき。
清志郎の命日なんていうのもはずすわけにいかない。
そもそも「なんでもない日おめでとう」なわけだから、
なにもない日こそ、おいわいをしないわけにいかないし。

だれかといっしょにいる気分にひたりたいのかもしれない。
乾杯は、ひとりでお酒をのみながらも、
気もちはだれかとつながっている。

今回は、ソチオリンピックがらみで
なんども「おめでとう」の乾杯をした。
たとえば、ショートプログラムからの真央ちゃんの復活は、
乾杯でこころの友とよろこびをわかちあうしかない。
「観たぞソチオリンピック」にすてきな感想をよせていた
「にわかファン」仲間のことだ。

わが家は家族でオリンピック、という雰囲気ではなく、
たとえいっしょにテレビをみていても
オリンピックについて話題がふくらむことがない。
そんな残念な家族関係なので、
わたしにとって「観たぞソチオリンピック」はとてもありがたい場所だった。
ネットとはいえ、いっしょにオリンピックをみている気になれる。

「観たぞ」にのった「いいね!」的な感想を
エバーノートにクリップしていたら、
ソチオリンピックについて185のノートがたまった。
選手たちが満足のいくレースができることを、
自分のこととしてよろこべるすてきなひとが
こんなにたくさんいたのだ。
「観たぞ」がおしえてくれた「みる」たのしさは格別だった。
ネットならではのすてきな場所をつくってくれたほぼ日に感謝したい。

「オリンピックは自動的に
 開催されるわけではない。
4年後は、4年かけて、みんなでつくる」

というかんがえ方を永田さんが紹介していた。
4年先のビョンチャン、もしくは2年さきのリオを
どうたのしめるかはわたし次第だ。

おいわいする日って、たくさんある。
お酒はやめららないけれど、
これはぜったいにしあわせなことだ。

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posted by カルピス at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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