2014年12月01日

J1第33節 ながれはガンバに

J1第33節

ガンバ大阪がヴィッセル神戸にかつ。
首位の浦和レッズがサガン鳥栖とひきわけたため、
これで勝点が62と同点で、得失点差でまさるガンバが首位になった。
開幕からなかなか波にのれず、
いちじは16位と降格圏にいたチームが、とうとうここまできた。

前節のレッズ戦から このながれができていたともいえる。
ガンバは首位レッズとの直接対決となり、
後半終了間際に2点をいれてかちを手にした。
それまで5あった勝点差が2にちぢまり、
逆転優勝への道がととのえられる。
この試合は、今シーズンのベストマッチとおもえるほど、
両チームとも気合がはいっていた。
レッズがせめつづけながらも ゴールだけはどうしてもわれない。
レッズにすれば、この試合でどうしても優勝をきめたかった。
骨折がなおりきっていない興梠を 終了間際に投入してまで かちにこだわる。
それが、終盤の5分で まさかの失点をかさねてしまった。
大事な試合にきめきれないよわさを、昨シーズンからなんどもさらしている。
そして、そのくやしい試合を、33節でまたくりかえしてしまったのだ。
レッズの選手たちの心理的なダメージは はかりしれない。
最終戦はガンバが最下位の徳島と、
レッズは名古屋との対戦となる。
サッカーにおいて、なにがおこるかわからないとはいえ、
いきおいと対戦相手をみれば、ガンバの優位はうごかない。

ガンバは2日まえの天皇杯準決勝で清水レスパルスにかち、
そのいきおいをたもったまま神戸との試合にのぞんだ。
この日も攻撃と守備がかみあい、ガンバのいいところばかりが目だっている。
ガンバに心配なデーターとして、累積のイエローカードがあった。
32節のレッズ戦で、遠藤と岩下がイエローカードをもらっており、
このふたりにくわえ、パトリックも累積3枚目だったので、
33節でもしイエローカードがでれば、最終節に出場できないところだった。
さいわい3人とも警告なしでおわり、
徳島戦をベストメンバーでのぞめることになる。

いっぽう降格あらそいでは、
セレッソがレイソルに4-1でまけ、
17位と降格がきまった。
フォルランがはいり、優勝候補でもあったチームだ。
監督の交代や、選手の移籍(柿谷)やケガ(山口)など、
いくつもの要因があるとはいえ、こんなにもガタガタしてしまうのか。
あとひとつの降格枠は、大宮アルディージャと清水レスパルスがあらそうことになる。
勝点差が3あるものの、得失点差がないので、
大宮にまだチャンスはのこされている。
「残留のプロ」として有名な大宮の残留力が、
今シーズンもまた注目をあつめることになった。

わたしのひいきにしている川崎フロンターレは、
毎年のように「今年はちがうぞ」とおもわせて、
けっきょくは優勝にからめないポジションにいるのが おやくそくとなっている。
今年もまた上位ではあるものの、ACLへの出場権は手にできず、
例年どおりのシーズンになってしまった。
監督も選手もそろい、おもしろいサッカーをみせてくれながら
毎年おなじことがくりかえさえるのは、
なにか原因があるのだろうか。

優勝をかけた試合を、ガンバとレッズがどうマネージメントするのか、
そしてどのチームが残留をきめるのか。
12月6日の最終節がたのしみだ。

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posted by カルピス at 11:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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