今朝になると熱がでた。
おもいあたるのは、
トレーニングのつかれがたまっていたことと、
夜中になんどもピピにおこされて、
そのたびにさむい台所で10数分をつきあってきたことだ。
ひとりでたべればいいのに、ピピはどうしてもついてこいという。
わたしはタヌキねいりをするのだけど、
ネコにタヌキねいりは通用しない、
というかやめたほうがいい。
ふとんにおしっこのスプレーという、
しかえしをもらうことになるから。
熱といっても37℃台でおさまっており、
そうたいしたものではない。
症状からインフルエンザでないのが予想できたし、
病院でのみたても「カゼ」ということだった。
すこし熱がある状態で、トロトロとねるのは
そうわるいものではない。
職場に連絡してきょうは仕事をやすませてもらって家ですごす。
こういうとき、わたしはできるだけからだをあまやかす。
アイスクリームとシュークリームをたべた。
食欲はあり、みるからにたいしたことのない症状だ。
病院では4種類の薬を処方された。
たかがカゼなのに こんなにたくさん薬をだすなんてどうかしている。
そんなことをするから医療費があがりつづけるのだ。
わたしは粋がって薬局へまわらず、そのまま家にかえった。
わたしにはバファリンがいちばんあっており、それでじゅうぶんだ。
できるだけ薬なんてのまないほうがいいというのが
基本方針でもある。
『グッバイガール』でエリオット=グールドが
「わたしの肉体は神聖だ」といって、あやしげな食品をこばみ、
線香をたきお経をよみ、自然食品ばかりたべていた。
それ以来、「わたしの肉体は神聖だ」がすきなことばになる。
そうだ。神聖なからだに
わざわざ化学物質、とりわけ薬なんていれることはないのだ。
カゼなんて、からだをやすませれば それでなおる。
でも、ひるねからおきると症状はわるくなっており、
熱も最高の38℃まであがっている。
頭と関節がいたくて、セキをすると胸がヒリヒリする。
わたしはいっぺんに弱気になり、
自動車にのって薬局へむかった。
500円ばかりしはらって、4種類の薬をうけとる。
食前・食後にのむタイミングがずれて
へんなことになったけど、かまわずに処方された薬をぜんぶのむ。
なんというヘタレの病人だろう。
「わたしの肉体は神聖」ではなかったのか。
まえにもおなじことがあった。
ヒジを脱臼したときに、薬を処方され、
なんで脱臼ごときで薬なんかのまないといけないんだ、と
つっぱっていたら、熱がさがらないし、
ヒジのあたりがへんな色にかわってきた。
あわてて薬をのむ。
そのときの気分でカラ元気をよそおうし、
調子がわるくなると、あっという間にそれがへしゃげる。
今回わたしがえらんだ薬ののみ方は、
バファリンはやはりはずせないので、
それプラス、処方された漢方だけを食前にのむ、というアレンジだ。
セキや鼻水の薬は必要ないと「強気」に判断した。
あしたまたコロッとかわるかもしれないけど。
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