2015年02月25日

バターづくりにとりくむ

バター不足がつづいているようで、
いつまでまってもスーパーの棚はスカスカだ。
無塩バターやちいさな箱いりのバターはあるけど、
いつもかっていた200グラムいりはしばらくみていない。
わが家のバターも、あとすこしでなくなりそうだ。

いくつかの対応がかんがえられる。
・バターのかわりにマーガリンで我慢する
・200グラム800円の高級バターをかう
・このさいジャムにきりかえる
(でも、バターはパンにぬるだけではなく、料理にもつかう)

はじめわたしは、バターがないのだからしょうがない、
このさいガラッとかえるのも経験だからと、
マーガリンをかうつもりだった。
でも、マーガリンにもいろいろあって、
バター風味とか、バター◯%いりとか、
バターににせようとしているのは
それだけ代用品としての限界をばらしているみたいで
できればかわずにすませたくなる。
ネットでしらべると、
生クリームをペットボトルにいれてしばらくふっていたら、
かんたんにバターができるという。
高級品をかわなくても、自分でつくるという手があったのだ。
さっそくためしてみた。

生クリームをふるだけのおおきさがあれば、
ペットボトルはなんでもいいそうだ。
おこのみで塩をすこしいれるといいらしい。
じっさいにペットボトルをふってみるとわかるけど、
そのあいだはごはんをたべるわけにもいかず、本もよめない。
ただ手をうごかすだけの、あんがいたいくつな10数分だ。
ジョギングのときに両手にひとつずつもてば、
1時間後に できたてのバターといっしょにかえってくる、
なんてちょっといいかも。
けっきょくわたしはテレビをみながら まじめにシャカシャカふりつづける。

ネパールを旅行したときに、牛乳を容器にいれて、
ひたすら棒でついているのをみたことがある。
バター茶をつくっているのだ。
牛乳からバターまでもっていくことをおもえば、
生クリームからバターなんておやすい仕事だろう、とおもってたけど、
これがおもうようにはかたまらない。
ネットの動画では、10分ほどで様子がかわってくるとあり、
たしかにねっとりはしてきたけど、
なかなかかたまりにまでもっていけない。
念のため、30分ほどふりつづけてから
ペットボトルをきってなかをみてみる。
とてもバターとはいえない状態で、
ゆるいクリームにしかみえない。
なにがよくなかったのかわからないけど、
どうやら失敗したみたいだ。
パンにつけてたべてみると、
あくまでも生クリームの味であり、バターにはなっていない。

なにが失敗の原因だろう。
ふりかたがあまかったのか、
つかったペットボトルに難があったのか。
そもそも生クリーム200cc(380円)をつかって
130グラムのバターができる、という方法なので、
うまくいったとしても高級バターなみの値段になるわけだ。
ネットでは「格別においしい」「フレッシュな風味」とあるのでそそられるけど、
つくるのがすごくむつかしいのであれば、実用にならない。

またまたネットをみると、
生クリームのなかには成分が分離しにくいように
乳化剤や安定剤をくわえたものがあるそうで、
わたしがかったメグミルクはどうもそっちのほうらしい。
はじめからそうした注意点をかいてくれたらいいのに。

基本的に、なんでも自分でつくるのは
ただしい方針だとおもう。
マヨネーズでもバターでも、
日頃から自分でつくっていたら、
国の施策にふりまわされずにすむ。
それに、今回みたいにかえないものがあるのは いい教訓ともいえる。
スーパーの棚にいつも食品がたっぷりそろってるなんて
ものすごくありがたいことなのだ。
これを機会に、自分たちの食生活をみなおして、
というほどマメな消費者ではないけど、
バターなしでもこまらないように、
材料をたしかめてから もういちどバターつくりに挑戦してみたい。

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posted by カルピス at 14:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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