2015年03月30日

田んぼをかりる 2 農業委員会に農地利用をみとめられる

かりた田んぼのもちぬしといっしょに
役場にある農業委員会へでかける。
農地をかりるには それなりの手つづきが必要なためだ。
窓口で対応してくれた職員の方は、
わたしが農地と農機具をもっているかをまず確認された。
農地法というのがあり、
農地のかしかりは農地をもっているひとでないとできないらしい。
最低30アールの農地というから、
わたしがかりようとする3倍以上のひろさをもってないと、
そもそも農業はできないのだ。
農林高校で米づくりをやったことがあるとか、
うまく米ができなくても、まわりの草かりだけはちゃんとするから、と
わたしがたのんでも、
そんなことは法律のまえではなんのちからももたない。

それでもはなしをきいてくれた職員の方は
電話で上司にうかがいをたててくれ、
「そんなにへんなことにはならないでしょうから」という判断のもとに
わたしを田んぼのかり手としてみとめてくれた。
「何年やるつもりですか?」とたずねられ、
「とりあえず3年」とゴニョゴニョいったら、
田んぼのもちぬしの方が
「3年なんてすぐだから5年にしなさい」と
となりからいいなおされた。
こんなふうに、かすほうのひとは
わたしが農家でなくても、なんの抵抗もなくかそうとしてくれる。
おかげで、「農用地利用集積計画同意書」におたがいのハンコをおして、
わたしはほんとうに田んぼをつかう権利を手にいれた。
農業委員会がみとめてくれたのだから、
わたしは米つくりの免許をえたおもいがする。

きのうのブログでは、農機具のレンタルがしくみとしてない、とかいたけれど、
そもそも法律が農家以外の参入をこばんでいる
農業に関心があり、米づくりをやってみたいとおもっても、
そういうひとは制度として田んぼをかりられない。
そんなことをいってたら、農業をやりたいひとがいなくなってしまうので、
だんだんとゆるやかな運用にかわってきているのだろう。
農業委員会で農機具のことをきいたら、
ここでもレンタルはやっていないという。
農協ではかりられるかもしれないと、
連絡さきをおしえてもらい 電話でたずねると、
「水稲については農機具のかしだしをしていません」
とすごく丁寧ながら「おことわり」された。
農作業を農協に委託する方法があります、といわれるけど、
それでは田んぼをかりて米づくりをする意味がまったくない。
Iターンのひとが農村にはいって農業にとりくむケースは、
「どうぞきてください、農業をやってみてください」と、
うけいれる側が制度をととのえているのだろう。
わたしがやりたいのは「農業」というほどの規模ではなく、
家族がたべる分をつくれたらいいや、というささやかなものだ。
おおくのひとがそんなやり方をのぞんでいるのかとおもったら、
そういう人間は機械にたよらないか、
しりあいのお世話になって機械をかしてもらうしかないみたいだ。

わたしはたがやさず・農薬・肥料をつかわない自然農法がやりたいとおもいつつ、
1年目はふつうに田うえをしての米つくりをやろうとおもっていた。
しかし、こういうふうに農機具をつかえない状況では、
自然なながれとして自然農法(シャレではない)をえらばざるをえない。
本をよんだだけで、わたしとしても確固たる自信があるわけではないけれど、
これもなりゆきだから、最初から自然農法でやってみようか。
ぶじに田んぼをかりられたのはうれしいものの、
いざ自由にやっていいということになると、なんだかとまどってしまう。
でもまあ、火星でジャガイモをつくることをおもえば、
地球でお米をつくるなんて はるかにハードルがひくいだろう。
『火星の人』のワトニーみたいに創意工夫でのりきろう。

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posted by カルピス at 20:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 農的生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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