2015年04月05日

『世界食激動』 「買い負け」し、牛肉がはいらなくなるのは問題か

『世界食激動』(NHKスペシャル)をみる。
中国が世界中から食糧をかいあつめるようになり、
「買い負け」する日本には、牛肉や大豆が
これまでのように はいらなくなっている状況が紹介されている。
経済力をつけてきた中国が、どんな政策をとるかによって、
食糧の世界市場でさまざまな影響をおよぼしている。
ついこのまえまで、やすい牛丼がたべられたのに、
いまではずいぶん値あがりしたし、
このさき材料の確保はもっとむつかしくなりそうだ。
牛肉や大豆だけでなく、回転寿司でたべる魚や、
カラアゲにつかう鶏肉だって
これまでのようにはたべられなくなるかもしれない。

中国にすむ10億人が先進国のように肉をたべはじめれば、
こうした状況になるのはわかっていたはずだ。
番組でもいっていたように、それだけの牛や豚に必要な飼料が中国にはない。
飼料をつくる負担に中国の環境はたえられないし、
飼料をもしつくったとしたら、べつの食糧を輸入しなければならなくなる。
中国が大量の大豆を輸入するようになったことで、
ブラジルでは環境破壊がすすみ、異常気象がすでにおこっている。
世界の環境は、あたらしく10億人分の胃袋をやしなう余裕はない。

「たべたいものが自由にたべれなくなっては絶対にいけない」
と日本の商社のひとがはなしていた。
商社の立場からいえばそうだろうけど、
これまでが異常だった、とかんがえることもできる。
日本だけがひとりじめして、世界中から食糧を輸入できたほうがおかしかったのだ。
日本の経済力がおち、より競争力のある国があらわれれば
今回のように「買い負け」るようになる。
牛肉も大豆もマグロも、輸入にたよれなければ
自分の国でまかなうしかない。
わたしは、バターが品うすになっただけで
不自由をかんじるだらしのない人間だけど、
あくまでも個人的な意見として、
なにがなんでもいまの生活水準をまもろうとはおもわない。
毎日たべていた肉を、週にいちどにへらすようになっても、
それはうけいれなければならない変化であり、
むしろそちらのほうがもとめられる姿なのではないか。
世界中から食糧をかいあつめる生活は、
世界のどこかに負担をかけている。

それにしても、中国の人口10億人は、ものすごい圧力だ。
日本各地での「爆買い」が話題になっているけど、
それを世界中でやっているのだから
どうしてもいろんな国とぶつかるようになる。
旅行ひとつをとっても、
中国人観光客がたくさん花見におとずれたために、
日本のホテルが満室になったとニュースになっていた。
特需だと、いまはよろこんでいても
そのうち日本にとって、そして世界じゅうで、
中国人旅行者のうごきがおおきな問題になるのではないか。

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posted by カルピス at 11:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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