2015年04月24日

「パン屋さんをおそいたいくらい」おなかがすいた

きのうは夜の11時ごろ、きゅうにおなかがすいてきた。
パン屋さんをおそいたいくらいの空腹、といえばわかってもらえるだろうか。
圧倒的な空腹をまえにすると、まともなことをかんがえられなくなる。
かんがえられるとしたら、パン屋さんがなければ
ハンバーガー屋さんで妥協してもいい、くらいのことか。
とにかくなにかお腹にいれたいというはげしい衝動だ。

そんなおそい時間に胃にものをいれたくないけど、
おなかがすきすぎてるとねむれないし、
エネルギーぎれをつぎの日までひきずってしまう。
いったんエネルギーがきれると、たとえ朝ごはんをたっぷりたべても、
脳や筋肉にエネルギーがいきわたるまでに そうとうな時間がかかり、
それまでからだがつかいものにならない。
わたしのからだはエネルギー効率がわるいようで、
ふとらないかわりに、つねに一定のグリコーゲンをたもたないと
いうことをきかなくなる。

で、おにぎりをつくってたべる。
おにぎりならそんなにお腹にこたえないし、
ノリとうめぼしはいつでもテーブルにおいてある。
『パン屋再襲撃』のふたりは、
なんでお米をたいておにぎりをつくならかったのか。
きっとお米をきらしているか、もともとお米をたべないひとたちなのだろう。
だったらコンビニは?いまならふつうコンビニにはしるだろう。
「僕」がだした「オールナイトのレストランを探そう」という提案が、
「夜の十二時を過ぎてから食事をするために外出するなんて
どこか間違ってるわ」と妻に却下されているので、
コンビニなんかで空腹をやりすごすのも問題外だったにちがいない。
空腹をみたせたら、なにをやってもいいわけではないのだ。
こまかな点をかんがえると、『パン屋再襲撃』は
ずいぶんきみょうな小説だ。
きっと、パン屋さんをおそいたいくらい おなかがすいたときに おもいついたはなしなのだろう。
動機とおそう店、それにメンバーをかえれば、いくらでもバリエーションができる。

ちゃんと『パン屋再襲撃』をよめば、
「パン屋襲撃」でかかえこんでしまった「のろい」を解消するために
もういちどパン屋さんをおそうことに気づく。
おにぎりやコンビニでのかいものでは のろいの解消につながらない。
いまでは「真夜中のパン屋さん」なんていうのもあるそうだから、
わたしとしてはそっちを提案したい。
ハンバーガー屋やさんより つつがなくのろいをとけるのではないか。

さいわいわたしの空腹は、とくにのろいとは関係なかったようだ。
おにぎり1個をたべるとお腹がぴったり納得して、
おだやかにねむりにつく。
のろいがなかったのではなく、
おにぎりにはのろいをなくす 特別な効用があるのかもしれない。

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posted by カルピス at 20:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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