食後にものすごく汗がでてこまった時期があり、
そのときから漢方薬をつかっている。
たべたあと胃に熱がこもる体質になっていたそうで、
たべているときからもわ〜っとしたかんじがして、
シャツが汗でびっしょりになった。
漢方の薬をのむようになってからは
ほとんど汗になやまされない。
漢方内科でお世話になってから、
総合病院での健康診断はことわって、
1年にいちどの血液検査だけにした。
胃カメラと胸のレントゲンはうけない。
ガン検診もやめた。
血液検査でかなりのことがわかるので、
健康診断のかわりとする。
もしガンになったら・・・。
とりみだすかもしれないけど、
かならず死ぬときまったわけでもないし、
おちついてそのときの状況をうけいれられたらとおもう。
ガンには早期発見が大切だと、新聞にもよく広告がのっている。
検診でたすかったひとはそういうけど、
かえってくるしんだひともおおいにちがいない。
検診をうけないとぜったいに損だ、みたいにいわれると
ほんとかなーとおもう。
10年たてば、べつの対応が「常識」になっているのではないか。
もしなにかわるいところがでてきても、
うごけなくなるまでに すこしは時間があるだろうから、
お金をかきあつめて さいごのぜいたくをする。
どこかの国へでかけ、やっぱり日本がよかったと、
さみしくなってすぐにかえるかもしれない。
それはそれで いいおもいでになるだろう。
検診でひっかかった場合は、
すぐに治療へとながれていくのがいやなのだ。
そのさきずっと病室ですごすなんてかなしいし、
手術や治療で 生活スタイルをがらっとかえるのもたのしくない。
どうせ死ぬんだ、という達観と、
できればながいきしたい、の煩悩を
どうみきわめるかが さいごの仕事だとおもっている。
心配していた死に方が、
そのまま現実になったたひとっているのだろうか。
たいていのことは予想どうりにいかなかった
これまでの経験から、
人生のおわりも おもってもいなかった形で
おとずれるような気がする。
たとえばわたしはガンや脳梗塞が頭をかすめたから、
じっさいは それとはちがう形のさいごを
むかえるのではないか。
心配してもしょうがないことを
心配してもしょうがない。
どんなおわりかわからないから
のん気にくらしていられるし。
漢方は、ちゃんと患者のからだにさわって
体調をたしかめながら治療をすすめてくれる。
総合病院にいくと、はなしだけの「診察」でおわってしまい、
いかにもあぶなっかしい。
きょうも先生はわたしのお腹をさすって
わるくない状態だとおしえてくれた。
すこし世間ばなしもして、20分ほどで診察室をでる。
死ぬときは、外科や内科よりも
漢方でひっそりのほうがいい。
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