2016年01月04日

トイレシート

このごろピピはトイレでおしっこをするより
ほかの場所での「おもらし」がおおくなった。
いろんなところでされてはたいへんなので、
あぶなそうなところにはトイレシートがひろげてある。
いちにちに4〜5回とりかえると、
100枚いりのシートがすぐになくなり
ホームセンターへかいたしにいく。

その気になってペット用品コーナーをみると、
おおきさや枚数のちがう いろいろな種類のトイレシートがおいてある。
それだけたくさんの としおいた犬やネコたちが、
さいごのときをむかえ、不自由になったシモの世話に
トイレシートがつかわれているのだ。
ちいさいときには ただかわいいといっていればよかったペットたちも、
年をとると人間とおなじように老化がすすんでくる。
わかいころのようにはたべられなくなり、
トイレが間にあわなくなったりするのも 人間とおなじだ。
トイレシートがたくさんうれているのは、
ちゃんとお世話をしてもらっている あらわれなのだろう。
すべての動物たちが、さいごまで家族として
たいせつにみとられるようねがう。

まえにみた番組で、
家族としてペットをかうのはいいけれど、
人間の寿命と相談してからにしましょうと、おさえていた。
犬やネコの平均寿命は15歳程度なので、
お世話をする人間の側が、
ちゃんとからだのうごくうちに
ペットたちのさいごを みとどけなければならない。
これから子ネコをわが家にむかえるときは、
わたしにのこされた時間の計算が必要になる。

ピピが口内炎をわずらってから1年半がすぎた。
たべたりのんだりがしにくくなり、
ゆっくり右さがりで体力がうばわれ 老化がすすんでいる。
わたしとしては、1年半まえから
さいごのおわかれのときをすごしているつもりなのに、
まさかこんなにがんばってくれるとはおもわなかった。
ながいきしてくれるのはうれしいものの、
介護のたいへんさもまた実感している。
なかには20歳以上いきるネコもいるし、
ギネス記録は32歳というから、そうなったら
老人というより もののけみたいだ。

ピピの介護をしながら自分の老後をおもう。
上野千鶴子さんがお父さんをみとったときの経験で
大型の哺乳類はなかなかかんたんには死なない、
となにかにかいていた。
からだがおおきければ それだけ体力があり、
さいごのくるしみがながい。
ネコの1年半は人間の6年にあたる。
6年も介護をうけたくはない。
寿命は自分でどうにもならないだけに残酷だ。

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posted by カルピス at 14:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | ネコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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