2016年01月05日

いまでもヤバイ 澤選手のいあいぬきゴール

録画しておいた澤穂希選手の引退特別番組をみる。
いくつかの印象にのこる試合がとりあげられるなかで、
やはり特別なのは2011年Wカップ、アメリカとの決勝戦だ。
このWカップまで、女子サッカーをしらなかったわたしは、
あっという間に にわかファンとなり、
夜中におきだして 試合開始までの数時間をまった。
延長後半3分、宮間選手からのコーナーキックに澤選手が反応し、
いあいぬきのようなシュートをきめる。
起死回生の同点ゴール。
なんどみても、この場面はヤバイ。
なんであんなむつかしい角度のキックが
あの時間帯にきまるのだろう。
つづくPK戦を3-1でおさえた日本の選手たちが、
よろこびを爆発させてピッチをはしりまわる。

すこしまえのデイリーポータルZの
「高め合おう涙腺の弱さ」で
 http://portal.nifty.com/kiji/151028194925_1.htm
ほんのささいな刺激に ないてしまうひとたちが、
涙腺のよわさを報告しあっている。
エアロビをみてなき、つかれたといってはなき、
自分の鼻歌にすらなみだをこぼすひとたち。
なかにはコンニャクをみただけでなく例も 紹介されている。
この記事をみると、澤選手のゴールにジワッとくるなんて
ごく正常な反応にすぎない。

おとなになってからこれまで
わたしがいちばんないたのは
かわいがっていたネコが みえなくなったときだ。
家のまわりをいくらさがしても みつからない
(ダメもとで図書館へいくと、
ちゃんと そんなときの本がおいてあっておどろいた。
さがし方や、ポスターのつくり方をおしえてくれる)。
さいわいネコは10日ほどでかえってきたけど、
さがしているあいだ わたしは絶望にかられ
なんどもなみだをこぼした。
そのときに、なくと とても気もちがすっきりするのをしる。
なにかこころをさわやかにする物質が 分泌されるにちがいない。
なきはじめはくるしいけど、
だんだんとすがすがしい気分になってくる。
女のひとがはげしくないても
たいして心配する必要はないな、なんておもった。

このまえラジオをきいていて、
『およげたいやきくん』のラストにジワッときた。
このときは、涙腺のよわさを気にするより
歌のつくり方がずるいとおもった。
きくひとを なかそうという意図が、
あの歌詞とメロディーには みえみえだ。
コンニャクをみただけでなくひとがいるのに、
みょなテクニックでなみだをさそうのはルール違反ではないか。
涙腺のよわさはしかたないけれど、
なみだをもてあそんではいけない。

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posted by カルピス at 14:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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