2016年02月02日

なかなかタスク管理にふみきれない

いつもは7時20分ごろおきだして 台所にはいるところを、
きょうは7時ちょうどと、20分はやかった。
きょうこそは新聞をよみながらゆっくり朝ごはんをたべ、
コーヒーをのんでから職場へむかえるとほくそえむ。
新聞に連載されている漱石の『門』をよめる。
台所とろうかの掃除もすませられるかもしれない。

でも、結果からいうと、
いつもとおなじような時間に家をでて、
いつもとおなじ時間にふみきりにひっかかる。
この時間のふみきりは、3分またないといけないので、
ちこくしないためにも、ひっかかりたくない。
それがなぜかすいこまれるように、
バーがおりるのをまっているかのように、
おなじ時間にふみきりに到着し、
イライラしながら3分間まつことになる。

朝ごはんのあとコーヒーをいれるぐらいから、
時間がへんなうごきをみせはじめる。
歯みがきをしてトイレにいくころは
たっぷりあったはずの時間が
ほんのすこしになっているのにあわてだす。
リュックにお弁当や小物いれをつめ、
バタバタと家をでたころは、
もう時間のゆがみにしっかりとらえられ、
きょうもまた いつものふみきりにつかまる運命なのをさとる。

5分はやく家をでたから大丈夫、とおもっていても、
ありえない偶然がかさなって、
ぴったりおなじ時間にふみきりにひっかかる。
均一にながれるはずの時間は いったいどうなっているのか。

時間はおなじスピードですすむはずなのに、
じっさいは ブラックホールみたいな穴が
ところどころにあいているとしかおもえない。
その強力な引力にひきこまれると、
どうあがいても、ぴったりふみきりの時間になってしまう。
アリ地獄につかまったアリは、
きっとこんな気もちになっているはずだ。
アリ地獄からすこしはなれたところでは、
まだ足元がしっかりしている。
でも、余裕をみせて うかつにうごき、
いったん穴に足がとられると、
加速度的に穴の底へすいこまれ ぬけだせない。

ちょっとはやおきしたくらいで、
時間がたっぷりあるような気になるのがよくないのだろう。
いつもとはちがう余計なうごきをいれるから
家をでるころには いつもとおなじように
あわただしい出発となる。
時間をだいたいのイメージでしかとらえておらず、
歯みがきには何分かかり、
新聞をよみ、コーヒーをいれたら何分必要なのかを
いつもよみまちがえている。

正確に時間を把握するには、タスク管理が有効らしい。
でも、タスク管理をしようとおもったことがない。
わたしにできるわけがないと はじめからあきらめている。
やったことがないから、そのよさがわからずに、
いつまでも おなじあやまちをくりかえす。
おおくのひとが わたしとおなじように、
めんどくさがって、あるいは自分がかわるのをおそれて
タスク管理にふみきれないのではないか。

ふみきりにひっかかるのがいやなら、
タスク管理をすればいい。
けっきょくまだ必要にせまられていないのだろう。
それでなんとかなっているので、
おなじあやまちをくりかえしながら、
あたらしいこころみにのりだせない。
あきれるくらいふみきりにひっかかって、
はやく失敗にこりないかと、
ふみきりにタスク管理へのきりかえをゆだねている。

スポンサードリンク



posted by カルピス at 22:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック