2016年03月16日

短時間の記憶力

認知症かどうかをしらべるときに、
3つの名前、たとえば「くま」「電車」「ボール」
などをおぼえてもらい、
しばらくほかのはなしをしたあとで、
さっきおぼえた3つの名前はなんでしたっけ?
と、ふりかえってたずねる検査がある。
わたしはこれがにが手で、
さっきまでしっかりおぼえていた名前なのに、
すこし時間をおくと まるででてこなくなる。
頭のなかがまっしろで、さっきまでそこにあった記憶が、
さらさらとこぼれおちてゆくのは いやなかんじだ。

だったら認知症をうたがえばいいのだけど、
あっさりみとめたくないし、
そもそも短時間の記憶力のよわさは、
いまにはじまったわけではなく、
30歳のころからあきらかに難があった。
30歳で すでに さっきおぼえた名前がでてこなかったのだから、
50をすぎて できなくてもあたりまえだ。

新聞に、まえの日の気温が毎日のっており、
最高気温と最低気温だけでなく、
それぞれ平年との差も わかるようになっている。
たとえば松江の きのうの気温は
 最高    最低
11.6(-1.0)/2.7(-0.4)
という4つの数字がしるされている。

短時間の記憶力がたかまればと、
3ヶ月ほどまえから、
この4つの数字を暗記するこころみに、毎朝とりくんでいる。
短時間といっても、5分たてば わすれるにきまっているから、
まずは4つの数字を 正確におぼえられるかどうか、という段階だ。
残念ながら いまのところ めだった進歩はなく、
数字が簡単なら(-1.0とか)おぼえやすく、
複雑なら とたんに成績がわるくなる。
3つまでならともかく、4つとなると
わたしの記憶力では 手にあまるらしい。
でも、こうやって毎日やっていれば、そのうち 5分たっても
スラスラと4つの数字がでてくるようになるはず(なってほしい)。
50歳をすぎて「くま」「電車」「ボール」では
さすがにたのしくないので、
気温の暗記はちょうどいい課題となっている。
もしわたしをあてにげするような車がいたら、
4けたのナンバープレートを 記憶するのにやくだちそうだ。

こうやって4つの数字に注目していると、
気温が平年なみの日は、あんがいすくない
(個人の感想です)。
平年にくらべて あついかさむいのだから、
「あついですねー」
「さむくなりましたねー」は、
あたりさわりのない挨拶というよりも、
からだが正確に反応した結果かもしれない。
おとながお天気のはなしにながれやすいのは、
それなりの理由があったのだ。

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posted by カルピス at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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