調子がわるくなった。
虹色のカーソルがしょっちゅうあらわれるようになり、
クルクルまわりつづける時間に いらいらさせられる。
ディスクユーティリティでアクセス権の修復をしても、
根本的な解決にはならなかった。
ハードディスクがいやな音をたてるときもあり、
どうしようもなくなるまえに、あたらしいパソコンへ
データーを移行しておいたほうがよさそうだ。
わたしは なんとなくマックにくわしいとおもわれており、
あたらしいiMacのかいものをたのまれた。
ネットで注文すると、時間がかかりそうなので、
現金をもってヤマダ電機へ。
iMacのコーナーをみていると、
すぐに店員さんが声をかけてくれ、親切におしえてくれる。
iMacのいちばんグレードがひくいタイプを
12万8000円ほどでかう。
いちばん気がかりだったのは、
ファイルメーカーでつくった サービス管理に必要な書類が
あたらしいiMacで ひらけるかどうかだ。
これまでつかっていたiMacはシステムが10.6。
あたらしいiMacは11.3なので、
いろいろ不具合、というかひらけない書類がでてきそうだ。
ヤマダ電機の店員さんがいうには、
ひらけるかもしれないけど、
メーカーとしては すすめていないらしい。
プリンターもたぶんつかえなくなるだろう
(店員さんは、メーカーがちゃんとサポートするので、
5年まえのプリンターでも大丈夫、といっていたけど、
やっぱりサポートの対象外だった)。
ひるがえって、わたしが家でつかっているiMacは、
快適すぎて この環境をうしなうのがこわくなる。
システムは職場でつかっていたiMacとおなじ10.6。
5年前のパソコンなので、いつおかしくなっても不思議はない。
いまの便利さをあたりまえにおもっているけど、
もし職場みたいに あたらしくすると
どれだけギクシャクするだろう。
マジックキーボードもマジックマウスも、
すごい解像度のディスプレイでなくてもいいから、
いまのまま ずっとつきあってもらいたい。
すこしぐらいディスプレイがあつくてもいいから
光学ドライブがついていたほうが安心だ。
あたらしいiMacでは、レンタルDVDがみれない。
ふるいiMacから あたらしいiMacへ
データーがひきつがれるように、
きのうシステム移行の設定をする。
あとおよそ10時間、と表示されたので、そのままにして家にかえった。
朝きてみると、さいわい 移行はぶじに成功していた。
2日目のきょう、ひととおりの初期設定をおえる。
けっきょくファイルメーカーは最新の14でなくても、
わたしがつかっている11でひらけた。
ただ、プリンターはどうにもならない。
あたらしいシステムに対応した
やすいプリンターをかうことになる。
メールもなんだかあやしげだ。
システムの移行に成功したはずだけど、
アカウントの設定が完全にはひきつがれなかった。
ちょっといじってみたけど、
やたらと警告の文字がうかびあがる。
まえだって、あたらしいパソコンのかいものには
それなりの苦労があったものだけど、
このごろのシステム間の断絶は ひどすぎないか。
あたらしいパソコンをかっても
ワクワクするより 圧倒的にめんどくささがさきにたつ。
こんなにたいへんなら、
おおくのひとがスマホでじゅうぶんとかんがえるのもわかる。
あたらしいiMacのハードディスクは1テラバイト、
メモリーも8ギガともうしぶんない。
そこらへんの数字は わたしがつかう分にはじゅうぶんすぎる。
もうこれ以上 進歩をめざすのはやめ、
おなじ環境でつかいつづけられる快適さに
目をくばってもらいたい。
・現金をにぎりしめて家電店へ
・プリンター共有ができず、パソコン1台にプリンター1台
・クラウドなんて まったく他人事
職場のiMacは、2016年とはおもえない
原始時代のような環境でいきている。
ネットにつながっているというよりも、
20年まえのパソコンとおなじ
純粋に事務処理機としてはたらく絶滅危惧種だ。
「ガラケーよりもガラパゴス」と、
威勢のいいフレーズをおもいついたけど、
もちろんそんなのはウソにきまっている。
ガラケーよりもタスマニア、がただしい(意味不明)。
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