2016年04月09日

ピピのツメをきり、夜中の攻防にそなえる

いつものように夜中ピピにおこされ、
台所へいっしょにいってカンヅメをお皿にととのえる。
ピピをひとりにすると、すぐにたべるのをやめるので、
わたしは ピピがたべるそばで、じっとうずくまってみている。
夜中になんどもおこされるので、ねむくてたまらない。
わたしとおなじように、毎晩ネコにおこされてこまっているひとが、
日本じゅうに たくさんいるのではないか。

ピピは病気になったから こうやって
夜中にひとをおこすわけではなく、
いまおもえば まえからずっとこうだった。
たぬきねいりをしても、
しつこく頭をたたき、顔にツメをたてるので、
どうしてもおきださないといけない。
目をまんまるにして(夜だからあたりまえ)ふとんによじのぼり、
わたしの顔をめがけてちかづいてくるピピは
すごくかわいいけど、たまらないしつこさだ。
ときどき おきるのを抵抗するので、
わたしのからだには あちこちにひっかきキズがある。

ひとりでごはんをたべないのは、
ピピだけの特殊事情というよりも、
おそらくネコ族一般にみられる習性ではなか。
空前のネコブームとなり、日本じゅうで
1300万のネコがいるということは、
わたしとおなじ目にあっているひとが、
すくなくとも人口の1割くらいいるわけだ。
そのひとたちの声が、いまはあまり おもてにあがってこない。
腰痛のひと、偏頭痛のひと、ひざがいたいひとは、
統計として数字が把握されているけど、
ネコに夜中おこされて 睡眠の質がおちているひとの数を
医療機関がどれだけつかんでいるだろうか。
鬱や睡眠障害のかげには、
きっとネコが原因で病状が深刻になるケースがかくれている。
将来にむけた日本人の健康問題は、ネコたちがにぎっている。

それだけたくさんのひとがこまっているのなら、
効果的なたぬきねいりのやり方や、
昼型のネコにそだてる方法、みたいな
マニュアル本があってもおかしくない。
毎晩2〜3回かならずおこされるのは、
適切な睡眠が必要な人間にとって あまりにもたいへんだ。

ネットをみると、夜中におこされてこまる、
というなやみが ほんとうにのっていた。
夜行性の動物として、ネコが夜中におきだすのは
当然の活動なのだろう。
ひるま、ずっとねているのだから、
夜になって うごきだすのは リズムとしてただしい。
しかし、5時くらいに いちどだけおこしてくれるのなら、
朝型の生活にきりかえるいいチャンスと とらえるけど、
毎晩1時・3時・5時の3どとなれば、
ありがたがってばかりはいられない。

具体的な対策として、ピピのツメをツメキリできった。
どれだけいやがるかと、はげしい抵抗を覚悟してたのに、
ピピはまったくいやがらなかった。
ずっとこうしてツメをきってきたようにふるまう。
するどいツメさえなければ、たぬきねいりができる。
ねるまえにしっかりごはんをたべ、
夜はわたしとおなじ時間 ねむってもらおう。
わたしといっしょにねて、わたしといっしょにおきる。
ピピがあたらしい習性を身につけてくれるだろうか。

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posted by カルピス at 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ネコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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