『我が家の猫が20歳を迎えました』
http://portal.nifty.com/kiji/160831197311_1.htm
をかいた木村岳人さんは、
ほかにもスーパーカブによる旅行記や、
日本各地をめぐる記事でしられており、
ていねいな文章がわたしごのみのライターだ。
デイリーポータルZのなかで、
木村さんは 異質な存在といえるだろう。
お金をつかわずに旅行するスタイルに共感でき、
スーパーカブで日本をまわりたくなってくる。
いま木村さんによる
サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の日記を
すこしずつよみすすめている。
http://kankodori.net/travel/011/index.html
とてもよく整理されたサイトで、
全行程や、あるいた距離と地図が
いちにちにごとに わかりやすくまとめられている。
ひたすらあるく記録がすきなわたしには
木村さんのこまかな日記がたまらない。
何時におきて、なにをたべ、何時にあるきだし、
まわりのけしき、道にまよったこと、
宿のようす、夕ごはんのメニューなど、
たくさんのうつくしい写真とともに、
事実と感想がこまかく記録されている。
お金を節約するために、
食事はフランスパンにはちみつをぬったものが基本だそうで、
あとは宿でスパゲッティをつくり、
ときどき土地の名物料理を体験したり、
ひとからの親切でごちそうになったり。
たくさんあるいてお腹をすかせ、
ワインとチーズをたのしめるのが、
徒歩旅行ならではのだいごみのような気がしてきた。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の
宗教的な意味はよくわからないけど、
フランスとスペインのいなか道を
ただひたすらあるくのがおもしろそうだ。
ジッド(巡礼宿)にとまり、
パンとチーズやハムをたべていたら、
お金はそんなにかからないだろう。
ぜひこのコースをあるいてみたくなった。
木村さんはフランスのル・ピュイからスタートし、
2ヶ月半かけてサンティアゴまであるいている。
合計で1600キロ。
わたしはよむものに影響をうけやすく、
たいていのところへはすぐにいってみたくなる。
そのくせあつさ・さむさによわく、毎日のお風呂がかかせないし、
お腹がすけばすぐにいらつくようなヘタレだけど、
この巡礼についてはまえから関心をもっていた。
わかいころとちがい 健康に自信がなくなり、
のこされた時間が 無尽蔵でないと
自覚したのもあとおししている。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼。
さいごの旅、とまではおもいつめないけど、
ちかい将来のおおきな目標として計画したい。
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