「ワードで招待状を作ってみよう」
という記事がのっていた。
「てくの生活入門」という連載コラムだ。
(ワードは)文章をきれいにまとめるのに便利ですが、イラストや写真の編集機のにも優れています。今回は、自宅で開くホームパーティーの案内状を作ってみます。
すごい。
20年まえによくみかけた提案が いまもいきのこっている。
むかしは、ワープロ(ソフトではなくワープロ専用機)や
パソコンの宣伝に、
ホームパーティーの案内状が 実例としてつかわれていた。
ワープロをかいませんか?とさそうときに、
ワープロでできる具体的な提案が
こうした「案内状」くらいだったのだろう。
当時まだネットは一般的な利用法ではなかったし、
かといって手紙や日記をかきましょう、でははなやかさがない。
せっかく登場したワープロやパソコンを、
なかなかじっさいにいかせないのが ほんとうのところだった。
とはいえ、ホームパーティーがどれだけ具体的な提案だったろう。
ホームパーティーなんかひらくひとがいるのか。
もしいたとしても、案内状をつくるだろうか。
当時からうたがいの目をむけていた「ホームパーティーの案内状」を
まさか20年たった2016年に
ふたたびみかけるとはおもわなかった。
いよいよ日本でも日常的に
ホームパーティーがひらかれるようになったようだ。
できあがった案内状をみると、
むかしは「こんなこともできますよ」と
無理やりいろんな技をつかっていたのにくらべ
とてもシンプルだ。
チラシづくり文化は、20年をかけて、
すこしずつ洗練されてきたのだろう。
この記事がつたえたいのは、
編集専用ソフトをつかわなくても
ワードであるていどのチラシがつくれますよ、
という提案だ。
エディターでもチラシができる、では
おもしろそうだけど、かなりマニアックな企画になる。
ワードだったら それほどちからづくでなくてもできるだろう。
そして、よくよむと、マック版のワードをつかうとある。
なぜマック版なのかの説明はない。
2016年にマック版のワードでつくるホームパーティーの案内状。
世界がこれだけはげしくうごいている現代に、
こうした記事をみかけると あんがい平和におもえて安心する。
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