2016年10月10日

村上春樹作品の文庫化と電子書籍化

本屋さんにでかけたら、目だつところに
ずらっと村上春樹さんの本がならんでいた。
「今年こそノーベル賞を・・・」という企画だ。
本をうる側からすれば、話題がほしいのだろうけど、
毎年のように こうやってさわぐのは あまりすきではない。
村上さんがノーベル賞をとったら、
村上春樹コーナーができて おおさわぎされるだろうから、
文庫になったばかりの『職業としての小説家』を
いまのうちにかっておこうと手にとる。
なんだかよんだことがありそうだ。
単行本になるまえに、雑誌で連載されたときによんだのかもしれない。
あるいは図書館でかりたのかも。
本屋さんでかうのはやめ、家にもどって本棚をみると、
ちゃんと単行本をもっていた。
まだもってないとおもいこんでいたのだから、
かなりテキトーなよみ方だったみたいだ。

このまえの「クールジャパン」では、
日本の本をとりあげていた。
文庫本がちいさくてクール、と
評価するひとがいるいっぽうで、
ぶあつい本のほうがよんだ気がする、というひともいた。
村上さんの『1Q84』も、
アメリカでは1冊のぶあつい本としてうられているそうだ。
日本では単行本で3冊、文庫では6冊にわかれる。
スタジオにきていた外国人ゲストには、
村上さんファンが何人もいた。
なかには日本語でよんでいるひともおり、
村上さんが世界でひろくよまれているのを実感する。

『職業としての小説家』のほかにも、
このごろたてつづけに村上さんの本が文庫になった。
『恋しくて』『女のいない男たち』、
『色彩をもたない多崎つくると、・・・』も
きょねんの12月と、わりにはやい文庫化だ。
『女のいない男たち』は、文庫とともに
電子書籍にもなっている。
『パン屋再襲撃』『TVピープル』『レキシントンの幽霊』もまた
電子書籍になったという。

ちょっとべつなはなしになるけど、
単行本が電子書籍になるよりも、
文庫本からの電子書籍化のほうがやすい。
とうぜんみたいだけど、かんがえてみるとなんだかへんだ。
はじめからもっとやすい電子書籍にしてくれたらいいのに。

わたしはちかい将来にでかける外国旅行にそなえ、
村上さんの本を自炊業者にだして
キンドルでよもうとたくらんでいる。
村上さんの本は、短編も長編も くりかえしよめるので、
キンドルに村上春樹著作集がはいっていれば
どんなにながいバカンスでも安心だ。
でも、これだけ村上さんの本が電子書籍からえらべるのなら、
自炊業者にだす手間や、
PDF化された活字のよみにくさをかんがえると、
はじめからキンドル版をかったほうがいいような気がしてきた。
はやい文庫化や電子書籍化は、
おそらく できるだけやすい値段で 読者によんでもらいたいという
村上さんのかんがえからだろう
(『村上さんのところ』にそんな回答がのっていた)。
自炊業者にたよったり、キンドルアンリミテッドに期待するよりも、
文庫からの電子書籍化をまつほうが 現実的かもしれない。

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posted by カルピス at 21:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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