2017年01月22日

錦織圭選手の準備運動がかっこよかった

20日におこなわれたテニスの全豪オープン3回戦、
錦織圭選手とラッコ選手(スロバキア)の試合をすこしみる。
試合のだいぶまえから放送がはじまり、
錦織圭選手の準備運動からずっとカメラがおっていた。
試合まえに、コートでかるくうちあう場面はよくみるけど、
会場の通路で ひとり準備運動にとりくむ映像はめずらしい。
ひとりでのストレッチのあと、コーチが補助して負荷をつよめる。
準備運動をみてるだけですごくかっこよかった。
もうすぐはじまる試合にむけて、
からだをほぐし 気もちをたかめていく。
緊張ではなく集中をかんじる いい準備運動だ。

テニスは、プレーごとに全力でラケットをふるい、
コートじゅうをかけめぐって あいてのゆさぶりについていく。
パワーとスタミナと、そして集中をきらさない
つよい精神力がないと試合をコントロールできない。
錦織選手は178センチと、そんなにおおきくはないけれど、
まえにくらべると、ずいぶんたくましいからだつきになった。

きょう錦織選手は、フェデラー選手と4回戦であたっている。
1ゲームをとるのもたいへんで、やっとこさキープしたとおもったら、
フェデラー選手のサーブ権では
かんたんにラブゲームでかたづけられてしまう。
そのつぎのゲームでブレイクされたりすると、
気もちがおれてしまいそうだ。
この試合のなかで、ブチきれた錦織選手が
ラケットをなげだす場面があった。
それでも そのあとは冷静さをとりもどし、
けっきょくそのセットをとったからかっこよかった。
あのままガタガタっとくずれないのが
錦織選手のつよさなのだろう。

錦織選手は島根県松江市出身なので、
地元ではずいぶんまえからなにかにつけてとりあげられていた。
そのときは、ローカルな話題だったけど、
いまでは世界ランキング5位となり、名実ともに世界の錦織だ。
松江だけでなく、日本じゅうが
テニスといえば錦織圭だけにそまっている。
テレビ・新聞、それにスポーツ雑誌でも、
錦織圭の名前ばかりめだつ。

フェデラー選手との試合は、5セットまでもつれたものの、
けっきょくは錦織選手はやぶれベスト16どまりとなる。
波にのったときのフェデラー選手は手がつけられない。
ランキング5位の錦織選手なのに、まるで100位以下の格下みたいに
もてあそばれている時間帯もあり、
フェデラー選手の復活を印象づける試合となった。
錦織選手にとっては、あらたな課題を
つきつけられた大会になったのではないか。

それに、たとえグランドスラムで優勝する日がきても、
錦織選手のテニスがそれでおわるわけではない。
ひとつの大会、ひとつの試合ごとに、
充実した時間をすごしてほしいとねがう。
圧倒的なつよさをみせるフェデラー選手に、
もっているちからをだしきって
必死にくいついていくきょうの錦織選手は、
応援したくなる魅力があった。

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posted by カルピス at 21:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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