2017年01月23日

突然の雪をたのしむ

朝おきると雪がつもっている。
気象台の発表によると、28センチの積雪だ。
山陰という名前にかかわらず、
わたしがすむ町には いつもだとそんなに雪がつもらない。
10センチ程度の積雪が、ひと冬にあるかないか。
28センチもつもるのはあんがいめずらしい。

朝は、いつもなら事業所を8時半に出発して
利用する方の自宅までおむかえにいく。
いわゆる送迎というやつで、
しかし いきなりふりだした雪の日は、車のながれがわるいので、
1時間おくれて むかえにいくことになった。
はやく事務所をでても、渋滞につかまって、
けっきょくもどってくるのがおそくなってしまう。
いそいでも、ゆっくりでも、どっちみち
きょうはたいした活動はできないので、
安全に気をつけてゆっくりうごく方針だ。

子どもだけが雪をよろこぶわけではなく、
おとなだって これだけつもるとなんだかハイ状態になる。
駐車場と車のうえにつもっている雪をどかし、
出陣式みたいに輪になってコーヒーをのんでから 事務所を出発した。
どんな渋滞にはまっても大丈夫なように、
トイレをすませ、車内にもコーヒーをもちこむ。
市内に車をのりいれると、あんがいスムーズに車がながれている。
いつもの通勤ラッシュと おなじくらいの混雑だ。
混雑というより、雪のため車がスピードをおとしているだけで、
交通量じたいはたいしたことない。
準備万端なときほど、こんなふうに拍子ぬけしがちだ。

午前の活動は、お弁当の配達をちょっと手つだっただけで、
雪のおおさもイベントみたいにおもえ あんがいたのしい。
いつもの時間にみんなでお弁当をたべられたから、
大雪といっても、たいして日常のリズムがくるったわけではない。
午後の仕事は 4ヶ所をまわってお弁当箱をあつめるだけだ。
夕方になるとまた渋滞が予想されるので、
利用者を自宅へおくるのも1時間はやくする。
雪のおかげで なかなかたのしい いちにちとなった。

たのしくなかったのは、家にもどってからだ。
玄関さきの雪かきをしたあとで、
ついでに配偶者が車をとめている場所も、
彼女がかえってきたときのためをおもって雪をどかす。
車1台のスペースをあけるのはけっこうたいへんだけど、
きっとよろこんでくれるだろう。

ところが、配偶者は家にもどってきても
雪かきについてなんの反応もしめさなかった。
雪かきがしてあってもあたりまえ、
あるいは、雪かきなんてわたしには余計なお世話、
もしかしたら、それぐらい夫として当然の義務、
くらいにかんがえているみたいだ。
クールジャパンによると、
日本の常識は世界の非常識らしい。
お礼もいえない配偶者、では 腹がたつので、
便宜的に外国人が同居している家とおもいこむ。
ものすごく日本人的な 気のよわい対処方法だ。
むこうが外国人なら、こっちはバリバリの日本人なのが
ちょっとかなしい。

スポンサードリンク



posted by カルピス at 22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック