2017年01月25日

「不安」や「心配」を味わうために 旅行へいきたくなるのかも

すこしまえの「今日のダーリン」で
糸井重里さんが不安についてかいていた。 

 あの「不安」やら「心配」やらって、
 いいもんなんだよなぁと、あらためてぼくは思っている。
 (中略)
 じぶんにとっての未知の世界という見通しのなさ。
 ほんとうは、人は、そういうものが大好きなのだと思う。
 そのせいで、毎日がおもしろくなったりするからね。
 いやなんだけど好きで、逃げたいけどたのしみ。

旅行といっしょだ。
旅行にでかけたくなるのは
「じぶんにとっての未知の世界という見通しのなさ」
を味わいたいからかもしれない。

ネットでホテルを予約したら、安心だけど おもしろみはない。
もちろん、旅行になにをもとめるかは ひとによってそれぞれだ。
めずらしい風景をみにいくひとにとって、
ハプニングはおこらないほうがいい。
わかものが、自分だめしにいくのなら、
予約はないほうがいいかもしれない。
ただ、旅行の目的がはっきりしていたり、
ひとつにしぼれるひとばかりではない。
あれもしたいし これもみたい。
名物料理をたべたいけど、できるだけおいしいほうがいい。
みしらぬひとについていくのはこわいけど、
土地のひととおしゃべりをしたい。
どちらの希望もみたしながら、印象にのこる旅行がしたい。

2月に予定しているセブ島旅行では、
ついた日と、そのつぎの日はネットでホテルを確保し、
のこりの日は あちこちまわりながら
よさそうなホテルをさがす予定だ。
われながら中途半端で、腰がさだまらないけど、
しらない町に夜ついて、ホテルをさがすのは
わたしにとって「心配」がつよすぎる。
まんなかへんで手をうって、2泊を予約にした。
心配といえば、リゾートで男ひとりがそもそも不自然だ。
たのしそうにあるく家族づれやカップルに
呆然となっている自分を想像できる。

わたしがすきな番組「地球バス紀行」では、
土地のひとにおもしろそうな場所をたずね、
そこまでバスにのってでかけ、ホテルをさがす。
ひとつの旅行スタイルであり、
わたしもわかいころは にたようなやり方で
外国をまわっていた。
このスタイルでは、とうぜん荷物はすくないほうがいいし、
あるていど時間をかけないと おもしろくない。
お金を節約すれば ながいあいだ旅行できるので、
やすいホテルにとまり、屋台での食事が中心になる。
そんなに極端な節約でなければ、
55歳のわたしでも まだこうした旅行ができるだろう。
セブ島旅行では、「不安」や「心配」をたのしんでこよう。

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posted by カルピス at 20:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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