八宝爽健茶という名前のお茶で、
はと麦やどくだみなど、8種類の材料がはいっている。
健康のためとういうよりも、番茶ではなんだから、
くらいの消極的なつきあい方だ。
急須に熱湯をそそぎ、2分ほどしてから湯のみにいれる。
うまくはいると、しみじみおいしいとおもうときがある。
といっても、味におおくをもとめるわけではなく、
食事のときに、のどをうるおしてくれたら それでいいと、
10年くらいのあいだ、惰性で八宝爽健茶をのみつづけてきた。
すこしまえから、さゆをのむようになった。
八宝爽健茶がなくなったわけではなく、
ほんとうに 「なんとなく」のんでみたのがきっかけだ。
それにからだがピンと反応した。
朝おきがけの1杯として、
つめたい水よりも、さゆのほうがのみやすい。
家での食事にも、さゆでじゅうぶんだ。
我慢してさゆをのむのではなく、
さゆのほうが食事のじゃまをしない。
職場でたべるお弁当でも さゆをのむ。
これまでは八宝爽健茶をペットボトルにいれ
職場へもっていっていたけど、
さゆでいいなら職場にあるポットのお湯を、そのままつかえばいい。
朝いそがしいときに、お弁当用として お茶の用意をしなくていいのは
あんがいたすかる。
お弁当にもさゆはよくあい、おいしくて何杯もおかわりをするほどだ。
さゆに味なんてあるものか、とおもわれがちだけど、
あついさゆはからだがもとめるのか スイスイのめる。
夜ねるまえも、さゆがピッタリくる。
これまではハーブティ(カモミールやバラ)をいれていたけど、
カフェインがはいっていないだけがとりえで、
とりわけおいしいわけではない。
さゆのほうがずっとのみやすい。
ネットをみると、さゆにもいろいろ作法があるようで、
からだにいいのみ方や、おいしくさゆをつくる方法がのっている。
わたしはめんどくさいのがいやなので、
いちどわかしたお湯をさましてのんでいるだけだ。
お茶は、お茶っ葉をきらさないように、気をつけないといけないけど、
さゆならいつでもつくれる。
あたりまえながら、お金もかからない。
職場の同僚に、さゆをのむようになった、とはなしたら、
「なんだか病人をイメージしてしまう」と
だいぶひかれてしまった。
きっと こころしてさゆをのんだ体験がないからだろう。
わたしだって、最近まで、
さゆなどという 中途半端なのみものが、
こんなに手がるでおいしいとは おもわなかった。
まさか、さゆをおかわりするようになるとは。
おきがけにも、食事ちゅうにも、ねるまえにも、
どんな場面でもさゆはからだにやさしい。
すぐにつくれるし、材料をきらす心配もない。
さゆこそ灯台もとくらしの 万能飲料ではないか。
のみものは、さゆにかぎる。
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