どこへいってもひとがいっぱいなのにおどろいた。
はじめは町の中心をみているから、とおもったけど、
タクシーで郊外へでても、おなじような光景がつづく。
デパートからはぞろぞろひとがでてくるし、
はいるひとだって とぎれない。
レストランはいつみてもお客さんがいっぱいだし、
ちいさな路地に目をうつしたら、そこにもちゃんとひとがいる。
どんなちいさな散髪屋さんでも、お客のいない店はない。
おもてにちいさな看板がでているだけの ネットカフェをのぞいたら、
満席のうえ、たってゲームをしているグループもいる。
これは、もしかしたら、ひとがものすごくたくさんいるのでは、
と さすがのわたしにも想像がついた。
子どもの数がおおそうだ。
そこらじゅうに学校があって、
登下校の子どもたちでにぎわっている。
セブ島のとなりにあるボホール島へいったときも、
町の中心からはなれたちいさな村でさえ
学校と、そこからでてくる たくさんの子どもたちをみかけた。
こういうのを人口ボーナスというのだろうと
ひとり納得している。
これだけの消費者がいたら、そりゃものがうれるだろう。
ウィキペディアによると、
フィリピンの人口はおよそ1億100万だそうで、
ちいさな島国かとおもっていたら、日本とほぼおなじ人口だった。
人口密度も 日本とおなじくらいだ。
むつかしいことはわからないけど、
わかものや子どもがおおいフィリピンと、
4人に1人が老人の日本では、いきおいがちがってあたりまえだ。
フィリピンは労働力がたくさんあり、消費者もそだちつつある。
きっと、これから発展していく国なのだろう。
セブ島から わたしがすむ町にかえってくると、
しずかで ひとや車がすくなくかんじた。
セブ島とくらべると、たいていの日本の町は、
おちついた町におもえるだろう。
セブ島がさわがしくていやだった、というのではない。
印象としては、ベトナムほどガツガツしたところがなく、
気をはりつめなくてもすごせた。
日本のしずかな田舎町からセブ島をたずねると、
フィリピンの人口がもつ つよみを はだでかんじた。
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