2017年03月11日

わたしのすきなももちゃんシリーズ・コロッケ編

「柴犬がコロッケに似ているので『柴コロッケ』を作ってみた」
(デイリーポータルZ・ヨシダプロ氏)

わたしのだいすきなももちゃんシリーズ。
今回は、柴犬のももちゃんがコロッケにみえてしかたないので、
それではと、ももちゃんに似せたコロッケをつくるはなしだ。
http://portal.nifty.com/kiji/170310199005_1.htm
これまでにヨシダプロ氏は、ももちゃんが
食パンやしょーゆをかけた大根おろしにみえてしかたないからと、
ももちゃんそっくりの食パンや、
しょーゆかけ大根おろしをつくってきた。
また、たべもの以外でも、
「犬をはやぶさにする」「犬を羽生くんにする」など、
ももちゃんからは 数々の名作がうまれている。
ももちゃんをなにかにしたてあげるのは、
ヨシダプロ氏のライフワークと位置づけられる。

しかし、いかにコロッケとももちゃんの色がにているからといって、
コロッケでももちゃんがつくれるだろうか。
わたしもときどきふつうのコロッケをつくるけど、
小判型のコロッケでさえ、きれいな形と色に
しあげられた ためしがない。
くずれやすいし、あぶらをすいすぎると、おいしくない。
コロッケは、おかずの地位として あまり評価されていないのに、
いざつくってみると、かなりめんどうな料理だ。

ヨシダプロ氏は、いくつもの秘策を用意し、
結果として ももちゃんとしかおもえないコロッケを完成させた。
しかし、ヨシダプロ氏がコロッケの味をたしかめてみると、
ただじゃがいもとひき肉の味しかしない。
コロッケづくりに集中したせいで、
うっかりコロッケのタネに塩・コショウするのをわすていたのだ。
しかし、その失敗がさいわいにはたらき、
ももちゃんがたべても大丈夫な(犬に塩分はよくないので)
ももちゃんのためにつくったとしかおもえないコロッケとなった。
伏線がはってわったわけでもないのに、
なんとなかせるはなしだろう。
ヨシダプロ氏が台所でコロッケをつくるあいだ、
ずっと「くれくれくれ」と つきまとっていたももちゃんが、
自分の顔をしたコロッケとむきあう場面は圧巻ですらある。
コロッケはぶじももちゃんの胃袋におさまり、
満足そうなももちゃんの写真が記事のさいごをかざっている。

写真といえば、この記事には何枚もの写真がアップされており、
コロッケができあがる様子だけでなく、
ヨシダプロ氏の自宅が読者に公開された形になっている。
ももちゃんが、あたりまえのように(あたりまえなのだろう)
台所や居間ですごす写真は、
あたたかなふたりの関係を、そのまま みるものにつたえる。
柴犬を家のなかでかうのはあまりきかない。
家族のいちいんとして、コタツのまわりですごすももちゃんは、
ときどき自分に似たごちそうをたべられるボーナスをぬきにしても、
ご近所でも評判な しあわせな犬にちがいない。

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posted by カルピス at 20:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | デイリーポータルZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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