「揚げ物に油をかけると、すっげーウマイい」がのった。
http://portal.nifty.com/kiji/170314199029_1.htm
油をひかえましょう、というご時世からは
しんじられない大胆な記事だけど、
わたしはすんなり共感できた。
このごろのわたしは、つねに人類200万年、
ホモ・サピエンスからかぞえても、
20万年の歴史がいつも頭にある。
炭水化物をぞんぶんにとりいれられるようになってから、
たかだか数十年しかたっていない人類は、
これまで 穀物よりも、油にたよってカロリーを摂取してきたはずだ。
からだのしくみだって 油をいかせるよう つくられているにちがいない。
松本氏は、チーズやポテチにオリーブオイル、
カラムーチョにはラー油、あげせんにごま油、
ソフトサラダにこめ油をかけていく。
ヤケクソで油まみれにするのではなく、
そうしたほうがよりおいしいからだ。
これまで、油で揚げたものは油を切るのが当たり前で、さらに油をかけるなんて発想はありませんでした。
僕はなんてつまらない常識アニマルだったのでしょう。
しかしてポテチに油をかけるとすごいおいしさ。
これは、開けてはいけない扉を開けてしまったのかもしれません。そしてもう後戻りはできない。
僕は油を誤解していました。
油は揚げたり焼いたりするときの補助的素材ではなく、それ自体が調味料だったのです。
と、松本氏は油の本質を喝破している。
圧巻は、スーパーでかってきたコロッケとアジフライに
油をかけて いきかえらせる料理法だ。
夜おそくなり、やすくなったフライものをスーパーでかってきて、
キッチンペーパーにくるみ、ひとばん油をすわせる。
油をぬいてかるくするとみせかけて、
豚バラからとりだしたラードを、そのフライものにたっぷりかける。
おもてだけでなく、裏側にも。
いったん油をぬきながら、あらためてギトギトの油をすわせる
究極の料理法だ。すごくおいしそう。
すこしまえの「世界入りにくい居酒屋」で
バケットにオリーブオイルをたらしてたべているおじさんがでてきた。
そのときは、すこしかわったオヤジだとおもったけど、
かんがえてみると、パンにバターをぬるのだから、
バケットにオリーブオイルをたさして おいしくないはずがない。
そして このごろは、わたしも似たようなやり方でごはんをたべている。
バターごはんだ。
さいわいわたしはカロリーを気にしなくてもいい体型なので、
あつあつのごはんにたっぷりバターをのせる。
バターはかなり塩分をふくんでおり、
しょーゆをかけなくてもじゅうぶんうまい。
動脈硬化やコレステロールが心配なひとは、
動物性脂肪をひかえましょう、なんてよびかけをよくきくけど、
どうせたいした根拠なしにいわれているだけだ。
あと何年かしたら、油のよさがみとめられるだろうから、
はやいうちに油のよさをとりいれておいたら おおきな顔ができる。
ごはんにバターをのせながら、
いつもこのたべかでは下品かも、と
すこしためらいがでていたけど、
松本氏の記事により、まよいがふっきれた。
ますますたっぷりの油をかけ、料理をおいしくしてたべよう。
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