ヒャダインさんとゲストの嗣永桃子さんの会話が
まるで外国語のようだった。
ハロー!プロジェクトやキュート、
カントリー=ガールズといわれても、
なんのことだかわからない。
ふたりはわたしがわからないことばを
器用にあやつる異文化のひとだ。
キュートは「℃-ute」なのだそうだ。
ウィキペディアにくわしくかかれているけど、
よんでもますますわからない。
夕方パラダイスの津野米咲さんや高田秋さん、
それにヒャダインさんがはなしてくれる
ガールズポップスの世界に
なんとかついていこうとしてるけど、
関心はあっても共感できる曲がほとんどなく、
たかくあつい壁にはねつけられている。
そもそもガールズポップスについていこうとしたのは、
ヒャダインさんたちのおしゃべりが興味ぶかかったからだ。
わたしがしらないところで、なにやらおもしろそうにあそんでいる。
おじさんもなかまにいれてくれないか、みたいなノリだ。
でも、わたしがしらない世界は ガールズポップスだけでない。
というよりも、本やサッカー以外は しらないジャンルだらけだ。
本にしたって、時代小説やSFはまずよまない。
純文学は、よんでも そのよさがわからない。
マンガやアニメだって、むかしはすきだったけど、
ごぶさたしているあいだに すっかりとりのこされてしまった。
だれかがよいガイドになってくれないと、
大量のマンガのなかから、どれをよめばいいのか
わたしにはもはやわからない。
きゅうにガールズポップスをききはじめたのは、
のこされた時間のすくなさに
危機感をもったわたしの脳みそが、
なんとか抵抗しようともがきはじめたのではないか。
このままくちおちていくには、
あまりにもわたしはものごとをしらない。
とはいえ、のこされた時間をどうつかうのか、
優先順位をはっきりさせないと、
いろんなことに手をひろげただけで、
とりいれた情報が、ゴチャゴチャとまとまらないまま
寿命がつきてしまいそうだ。
クラシックとソウルミュージックを
頭のなかの地図にすっきり整理したい。
わかくていきのいい作家たちの本に目をくばりたい。
ガールズポップスにかたむける時間があまりにも不毛なら、
はやいとこあきらめたほうが いいのかもしれない。
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