コンフィデレーションズカップをみていたら、
Jリーグの試合とまるで迫力がちがい おもしろかった。
シュートの精度やゴールキーパーの技術におどろく。
ひるがえって、コンフィデ杯のあとにJリーグをみると、
なにもかもがものたりない。
くらべるほうがムチャなはなしであり、
JリーグはJリーグで、いいところがあるのだから、
いまさらサッカー先進国にあこがれてもしょうがない。
とはわかっていながらも、世界との差は、
まだこんなにあるのかと、再確認させられた大会だった。
先日は、ドルトムントとセビージャを招待しての親善試合が
Jリーグのあいまにおこなわれた。
サッカーライターの西部謙司さんが
「ヨーロッパトップクラブと試合をする意味」という題で、
もっと強豪チームとの試合を、と問題提起している。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/yomimono/column/nishibe/kiji/20170726s00002368279000c.html
Jクラブがヨーロッパ勢との差を詰めるには、ある意味気の遠くなるぐらいの努力が必要だとわかったのではないか。でき上がっているチーム(Jクラブ)が個の能力だけで あしらわれてしまっている以上、まず個のレベルを上げないとどうにもならない。しかし、レベルアップした個はヨーロッパに吸い上げられてしまう。(中略)こうした現状を目の前につきつけられるだけでも、ヨーロッパのトップクラブを招待した価値がある。
J1の下部リーグにJ2があり、そのまたしたにJ3とJFLがある。
日本代表やJ1だけが日本のサッカーではなく、
下部リーグは下部リーグで、おもしろい試合がおこなわれ、
サッカーファンの人生をゆたかにしてくれている。
どこにサッカーのおもしろみをみいだすかは、
サポーターひとりひとりによってちがってくる。
とはいえ、Jリーグのレベルが、世界とくらべたときに
歴然とした差があるのも事実であり、
それを解消していくためには、世界のトップレベルのチームと、
もっと試合をくんで、現状を認識するしかない。
コンフィデ杯での試合は、グループリーグでも、
3位決定戦でもおもしろくみれた。
試合によっては選手をがらっといれかえたり、
若手主体でのぞんだりしているけど、
それによって試合の質がおちるのではなく、
機会をあたえられた選手がいいプレーをみせている。
コンフィデ杯に参加した国は、これからのチームづくりにむけて
貴重な経験になっただろう。
アジアからは2015年のアジア杯で優勝した
オーストラリアが参加していた。
アジア杯の準々決勝で、日本がアラブ首長国連邦にまけたとき、
にがしたのはアジア杯の優勝だけではなく、
2017年のコンフィデ杯の参加権だったことに、
あとになって気づく。
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