2017年08月09日

自由につかえるお金でなにをするか

朝のおむかえにでかけるまえ 事務所によると、
理事長から相談をもちかけられた。
みこんでいたよりも おおくのうりあげがあり、
このままいくと、年度末にお金がのこりそうだという。
赤字よりもちろんいいわけだけど、
あんまりたくさんのこると、税金をおさめなければならない。
健全な事業所として、税金をおさめるのは当然の義務ながら、
国がこれだけいいかげんなのをしると、
できるだけ税金をはらわずにすませたくなる。
これまで お金に余裕があった年は、ボーナスをふやしたり、
年度末手あてとして職員に還元され、
おもいがけない臨時収入として よろこんだものだ。
理事長からの相談は、お金をあまりのこさないよう、
なにかいいつかい道はないだろうか、というもので、
職員への手あてや旅行などを候補にあげられた。
わたしのふところにはいるわけではないけど、
すきにつかっていいといわれると、
具体的な企画をとっさにおもいつかない。

わたしにこんな相談がもちかけられたのは、
いまの事業所をはじめたときに、
4人が10万円ずつだしあってたちあげた、という経緯があるからだ。
そんな事業所が、パートをふくめると
いまでは30人がはたらくほどに発展し、
適切なサービスを提供するげんきな事業所として
まわりからもみとめられている。
その後わたしは無責任になげだしてしまったけど、
理事長はずっと代表として、
利用者と職員のことをかんがえつづけてきた。

おむかえの運転ちゅうに、ずっとお金のつかい道をかんがえる。
東日本大震災の被災地をたずねるとか、
おもいきって外国旅行にでかけるとか、
事業所の本をつくるなど、
いくつかのアイデアがうかんできた。
でも、だんだん頭のなかでかたまってきたのは、
理事長がおもしろいとおもったことに つかってほしい、というものだ。

つかい道のきまってないお金が、おもいがけずのこりそうなのは、
15年間、ずっと自分や家族を二の次にして、
事業所のことをかんがえてきた理事長に、
神さまがごほうびをくれようとしているにちがいない。
これまでおおきな問題もなく事業が展開してきたけど、
これからはいろんなうごきがありそうだし、
理事長だってこのさき歳をとれば、
いつまでもわかいころとおなじようには からだがうごかない。
これからの15年は、これまでの15年と、
まったくちがう姿をえがくにちがいない。
ひとくぎりついたいまだから、
自由になるお金を、理事長がやりたかったことにつかってほしい。
理事長がいいとおもうのなら、
やる気のある団体に寄付をしてもいいし、
職員の旅行につかってもいい。
15年間がんばってよかったとおもえる
たのしいつかい道をえらんでほしい。

わたしのかんがえを理事長につたえる。
どんな方向性でのぞむかは、理事長が判断をくだすだろう。
わたしとしては、自由につかえるお金を
突然プレゼントされた気になり、それだけで興奮してしまった。
自由にお金をつかってもいい、といわれると、
あんがいなにもできないものだ。
ずっと節約と貧乏のはざまで生きてきたわたしが、
ひとときでも大金もちになり、
おもってもみなかったいい夢をみさせてもらった。
理事長は、このさき どんなお金のつかい道をえらぶだろう。

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posted by カルピス at 21:39 | Comment(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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