いわゆるレーサーパンツというやつだ。
おしりの部分にパットがはいっており、
下着をつけずに、直接レーサーパンツをはく。
自転車に特化しているだけ、そのぶん自転車からおりると、
町をあるくときに、いっぺんで用なしとなる。
これまでさむい時期のサイクリングは、
ふるいジャージのズボンでまにあわせてきたけど、
ボロボロになり、みすぼらしさがいやになってきた。
ネットでレーサーパンツをみると、
長ズボンタイプでも3000円からある。
これくらいなら、快適なサイクリングのために
もっていてもいいのでは。
レーサーパンツは、いかにもサイクリスト、というスタイルだし、
ノーパンにひっかかるという意見がおおいけど、
わたしはその部分についてとくに抵抗はない。
水着にきがえる水泳だってにたようなものだからだろうか。
やせ型のわたしは、きっとレーサーパンツがにあうだろう。
ひっかかるのは、サイクリングにしかつかえない点だ。
水着だって水泳にしかつかえないとおもえば、まあいいか。
手袋もまた、さむい時期のサイクリングにかかせない。
これまでつかってきたものは、もう何年もまえからほつれてきて、
そのつど夜なべしてつくろってきた(ウソです)。
いいかげん、あたらしい手袋をかっても浪費にはあたらないだろう。
パンクしたときにそなえ、空気いれも必要だ。
お金をもっていても、自転車屋さんが
すぐにみつからないかもしれないし、
自分でパンクをなおすにしても、
チューブをそっくりかえるにしても、
空気いれがなければタイヤはふくらまない。
ネットで注文するまえに、もしかしたらと、
20年以上まえにかったランドナーの空気いれをためしてみる。
ゴムの部分が劣化して、スカスカな手ごたえかとおもってたら、
おどろいたことに、まだちゃんと空気がはいる。
残念ながら、あたらしくかわなくても用をたしそうだ。
けっきょく、かわない。
ネットでほしいものをさがしていると、
イモづる式によさそうなものがみつかり、
あればかっこいいし、便利におもえる。
でも、すこし日数をおけば、あんがいその熱はじきにさめて、
なくても平気なこころもちになる場合がおおい。
今年の秋・冬も、気分は19世紀の自転車のりのつもりで、
ダサい服装のまま、愛車のシクロクロスで町をはしる。
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