「幸せのかたち」が連載されている。
「しあわせ」とはなにか。どうやってはかるものなのか。
連載では、取材をとおして、
いくつかの国の「しあわせ」をとりあげている。
朝日の記事では、しあわせのはかり方について
つぎの3つを紹介している。
1・経済協力開発機構による調査
15歳の生徒にたずねたとき
「生活に十分満足している」と答えた割合
2・WINギャラップ・インターナショナルによる調査
人生が「幸せ」と答えた割合から、
「不幸せ」と答えた割合を引いた値
3・国連による調査
経済や福祉、政治状況などを併せた指標
8日の記事では、WINギャラップ・インターナショナルの調査で
1位だったフィジーが紹介された。
「あなたの人生は幸せですか?」のといに、
94%ものひとが「幸せ」とこたえたという。
記事によると、フィジーでは
たすけあいの精神がいきとどいており、
食品や日用品を融通しあうのがあたりまえだし、
もし仕事がなくなっても、まわりがたすけてくれるので、
将来を心配する必要がないらしい。
あたたかな南の島国で、生活の心配がないなんて、
すごくいごこちがよさそうだ。
ぜひ旅行にいきたくなり、ウィキペディアでしらべたりする。
でも、この調査では中国が3位にはいっているのが気になった
(ちなみに日本は26位)。
うたぐってもうしわけないけど、
ほんとうに中国は、そんなにたくさんのひとが
「幸せ」をかんじている国なのだろうか。
自分のしあわせは他人のふしあわせ、
なんてことにならなければいいけど。
15歳にたずねる調査では、
上位の4カ国が中南米であり、かなり地域性というか
民族性によって差がつく傾向にあるようだ。
一方、国連の調査は、上位を北欧がしめる。
しあわせは、はかり方によって、どうとでもなりそうだ。
だからこそ、3つのはかり方が紹介されているわけであり、
いずれの調査でも上位にはいらない日本が、
すごくふしあわせ、とはいえないからややこしい。
わたしがもし「幸せですか?」とたずねられたら、
「幸せです」とこたえるとおもう。
いろんな意味をふくんでの「幸せ」だけど、
しあわせでないわけではないから「幸せ」なのだ。
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