2018年02月17日

フロッグマン氏の初監督作品『最後の卒業式』

しばらくまえに、鷹の爪団がのっているポスターをみかけた。
島根県飯南町でフロッグマン氏による
トーク&初監督作品の上映がおこなわれるらしい。
飯南町は、わたしがすむ松江市から80キロ南にある。
広島県との県境の町で、おなじ島根県とはいえ、かなりとおい。
上映会の日がすぎてからおもいだし、
あーわすれてた、というのが わたしとしてはいちばんたすかるけど、
あいにくきのうおもいだしてしまった。
2月17日、つまり、上映会はきょうの午後おこなわれる。
12時から17時(ぐらい)の会なので、10時すぎに家を出発する。
鷹の爪の ファンでありつづけるのも なかなかたいへんだ。

きょうの企画は、フロッグマン氏ひとりをまねいての講演会ではなく、
飯南町文化協会設立10周年をいわう、
記念行事のひとつとしておこなわれている。

旧頓原小学校の校舎が、新築するにあたり とりこわしがきまった。
お世話になった学校を、歴史のある校舎だけでなく、
そこでまなんだ子どもたちとともに、生きた姿でのこしたいと
町のひとたちのあいだで 記録映画づくりのはなしがもちあがる。
そのときに、監督をたのまれたのがフロッグマン(小野りょう)氏だ。
フロッグマン氏は、映画『白い船』の製作担当だった縁で、
島根の女性と結婚し、奥さんの実家がある平田市でくらしていた。
まだフラッシュアニメによる「鷹の爪団」がつくられるまえのことで、
もともと映画監督をめざしていたフロッグマン氏は、
はじめての監督作品として、
この記録映画『最後の卒業式』にかかわることとなる。
いまから16年まえ、2002年のはなしだ。

記録映画として、『最後の卒業式』は、いい作品だとおもう。
学校が舞台なだけに、みるものを感動させるのは
わりかしかんたんそうだけど、
フロッグマン氏は、情緒にうったえるのではなく、
校舎の姿や学校の歴史を淡々とえがいており 好感がもてる。
鷹の爪のファンとしては、フロッグマン氏が
吉田くん・フィリップ、そして総統の声を
生できかせてくれたのが唯一の収穫だった。

こんな企画がなければ、
わざわざ飯南町まで車をはしらせたりしない。
先週つもった雪が まだ道路わきにのこっていて、
飯南町につかづくにつれて迫力のある風景になってくる。
まるでスキー場にきたみたいだ。
松江・尾道間の高速道路が無料区間となっているので、
飯南町をとおる国道54号線はすごくすいていた。
飯南町がさびれるのを心配するひともいるけど、
ひとがこないのを逆にアピールすれば、と
フロッグマン氏はあかるいみかたをしていた。
鷹の爪がらみで しらない町にこれたのは
出不精のわたしにとってたのしい体験となった。

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posted by カルピス at 21:07 | Comment(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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